コレ、本気か・・・?



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From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、

 

思わず、本気か・・・?と疑ってしまいますが、
これは本当の話です。

「好きな武将で運用適性判定 三菱UFJモルガン、ロボアド参入」

 

先日、このようなニュースが飛び込んできました・・・

「武将で運用適正判定…」

こちらの記事ですが、
日本経済新聞の電子版に掲載されていました。

記事を見る限りでは、
三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、
「好きな戦国武将」や「行きたい海外旅行先」などの質問で、
投資家のリスク許容度などを判定するサービスを始めるようです。

ちなみに、なぜ「好きな戦国武将」や
「行きたい海外旅行先」などの質問かと言うと、

 

例えば、下記のページをご覧ください。

https://portstar.mukam.jp/
(『ポートスター | 投資信託なら三菱UFJ国際投信』より引用)

 

この無料診断を覗いてみると分かりますが、
「保有資産の下落は何%まで許容できるか」などのように
直接的な質問が多いからのようです。

こうなると、回答者が結果を想定して、
回答してしまうということのようです。

 

つまり、性格診断テストなどで言えば、
本当の自分ではなく「なりたい自分像」で回答してしまい、
実態と回答が乖離してしまうので、
それを回避することが目的のようです。

そして、この戦国武将などをもとに質問するこのサービスでは、
3万人のアンケート結果をもとに、
リスク許容度が調べられる24個の質問を作成したようです。

 

その質問に答えれば…

あら不思議、あなたのリスク許容度が分かるようです!

すごいですね!

と言いたいところですが・・・

 

「ふ~ん」という感じになってしまうのが
私たちシステムトレーダーでしょう。

 

確かに、この質問から導き出される
リスク許容度は、統計データから導かれた結果なので、
信憑性が高く見えるでしょう。

3万人のアンケート結果から、
何とか分析と何とか分析と何とか分析と…という具合に
金融機関ならではの分析を重ねたのだと思います。

その結果、質問とリスク許容度の相関関係を出し、
24個の質問を作成したのでしょう。

 

ただ、、、

これは批判めいた話になり申し訳ないのですが、
その信憑性は?というところは疑問です。

 

例えば、これを強引システムトレードに置き換えてみましょう。

置き換えると、、、

「3万人のアンケート結果から統計的に有効な質問を導き出す。
そして質問の結果に合わせて顧客に最適な金融商品を提案する。」

というのが、このサービスです。

 

でも、そもそも考えなければならないのが、
元データの信憑性です。

「3万人のアンケート結果」

これは、本当に信じて良いものなのでしょうか?

私たちシステムトレーダーは、
東証から配信されている実際の株価のデータを元に
有効な売買ルールを導き出しています。

このデータは、誰が見ても同じ結果ですので、
信憑性が低いことは、まずあり得ないでしょう。

そうでなければ、日本だけなく
国際的な問題です。

 

しかし、この「3万人のアンケート結果」はどうでしょうか?

果たして、これは日本国民もしくは全世界の投資家の
リスク許容度が分かると言い切れるでしょうか?

もちろん、こういったアンケートは、
統計学に基づいて、このようなサンプルを何名抽出すれば
おおよそ全体の結果を得られるというものを元にしています。

ですので、少し言い過ぎましたが、
そこまで疑わしいものではありません。

 

ただ、そうは言っても、
このアンケート結果は、血液型占いのようなもので、
あらゆるパターンの提案商品があれば良いですが、
それなりの数の商品であれば、有効ではないでしょう。

感覚的には、血液型占いで、
いや、自分はA型だけど、これではない!というのと同じです。

そもそも、人間を4つに分類するのが
間違っているのではないかという話です。

ですが、血液型占いや、性格診断のようなものであれば、
定性的な内容が多いので、私たちもある程度納得してしまいます。

「あ~、確かにこんなことあるある」

と。

年に一回あるかないかのことでも、
思い返して納得してしまうものです。

 

しかし、、、

私たちのような日々利益を考えて動いている
個人投資家にとっては、そんな曖昧なものでは困ってしまいます。

一口にリスク許容度と言っても、
そこにはリターンも関連しますし、
運用資産によっても割合の感じ方が違いますし、
様々な見解があります。

加えて、私たちの大切な資産ですから、
血液型占いや性格診断のように、年に一回あるかないかのことを思い出して
納得するわけにはいきません。

日々どうなるかが気になるものです。

そう考えると、
私たちシステムトレーダーにとっては、
この判定の仕方では、少々物足りないのではいかな~と思うところです。

 

しかも、、、
好きな武将が「武田信玄」、行きたい海外旅行先が「ハワイ」という回答を元に、
あなたにオススメの商品はこちらです!とススメられても・・・

「は~、そうなんですね・・・(汗)
それで、なぜこの戦国武将と行き先から、これが結びつくのですか?」

となりませんか?

だから、切り口は面白いかもしれませんが、
私たちシステムトレーダーのように論理的に考えることが常の投資家にとっては、
不思議なサービスかもしれませんよね。

 

でも、私たちはこのような視点を持っているので、
このように細かく見て考えて判断できますが、

私たち以外の個人投資家は、
「なんだそれ!すごい!」と信じてしまうものなのですよね。

そう考えると、
私たちシステムトレーダーは、そのトレード法だけでなく、
ホンモノを見極める思考法も自然に養っているのでしょう。

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。