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昨日（7/4）の日本株市場は下落しました。
日経平均株価は、
前日比0.1%マイナスの20,032円35銭、
東証マザーズ指数は、
前日比2.7％マイナスの1149.62ポイント
でした。
前場は、堅調に推移していた日本株市場でしたが、、、
後場に入り、北朝鮮が弾道ミサイルを
日本海に発射したことを受け、
日本株が下落しました。
北朝鮮が、大陸間弾道ミサイルの発射実験に成功したことで、
米国と北朝鮮との間の緊張が再燃するリスクが出てきました。
しかも、この報道を受けて、株価は下落し、
為替は円高傾向に動いています。
この動きを見る限り、
徐々にではありますが、4月のように
「米国と北朝鮮の軍事的衝突の可能性」
を株式市場は織り込み始めたように感じます。
そうなると、私たち個人投資家が考えてしまうのは、
これから株価はどうなるか？ということかもしれません。
もちろん、私たちと言ってもシステムトレーダーに限定すれば、
このような事態があっても、特に何も慌てないのですが、
私たち以外の個人投資家は違うかもしれません。。。
そこで、今日は、ここから株価が
どのような動向になるか、私の見解をお伝えしましょう。
私の見解では、今のところ、
4月のような株価下落はないと考えています。
しかしながら、、、
このような地政学リスクは全く予測がつかないところですので、
4月のような下落リスクも多少意識しておく必要があると考えています。
ただし、楽観的に見れば、
昨日の株価下落で、日本株市場の過熱感は薄れてきました。
日経平均株価のRSI（9日）は、
34.6％と「売られ過ぎの水準」に達してきました。
また、東証マザーズ指数のRSI（9日）も
44.5％と過熱感はなくなりました。
ですので、今回の北朝鮮問題が、
それほど株式市場の懸念材料に織り込まれなければ、
再び上昇トレンドに突入するのではないかと、私は考えています。
しかし・・・
悲観的に見ると、もしくは北朝鮮については
全く予想がつかないということを考慮すると、、、
4月のような暴落が突如起きても、全くおかしくはありません。
つまり、いいところ取りのような話に聞こえるかもしれませんが、
どのような展開になっても大丈夫なように
戦略の準備を整えておくのが得策でしょう。
では、私たちシステムトレーダーは、
特にどのような戦略に注力して準備すれば良いか？
それは、、、
「押し目買い戦略と逆張り戦略のバランス」
です。
もし、株価が下落した場合、
押し目買いと逆張り戦略のチャンスが生まれます。
これは、システムトレーダーのあなたであれば、
当然のことでしょう。
ただ、ここで注意しなければならないのが、
この2つを、どのようなバランスで使うかです。
例えば、この2つをマルチストラテジーで運用している場合、
上手くバランスを調整しておかないと、大きな下落が起きても、
押し目買い戦略でポジションがいっぱいという場合があります。
そうなっていると、いくら逆張り戦略のシグナルが出ても、
実際に買い付けることができません。
当然のことながら、買い付けることができなければ、
利益になるチャンスはありません。
実は、これ・・・
マルチストラテジーを運用し始めたシステムトレーダーには、
よくある話です。
例えば、この「マルチストラテジーの教科書」に書かれているように、
基本的な概念を忠実に実行しないと、
この押し目買い戦略と逆張り戦略のように、
お互いを邪魔するということはよくあります。
ですので、マルチストラテジーの使いこなす上級者は、
できるだけシグナルがぶつからないように
売買ルールを作成します。
おそらく、この話だけ聞くと、
「あ～、そっか～」
という程度かもしれませんが、
これは実際には、非常に重要です。
特に、一つの戦略でシグナルが埋まってしまう傾向がある場合は、
上手く配分しないと、利益のチャンスを逃している可能性が高いでしょう。
このようにちょっとしたところですが、
これを実行するかしないかで、あなたの利益の状況は変わります。
ぜひ、この部分に着目して、
これから先、大きな下落も予測される中で着実に利益を積み上げましょう。
このような全く予想の付かない中でも、
報道に一喜一憂することなく、安定的に利益を上げられるのが
私たちシステムトレーダーの特権です。
ぜひ、その特権を活かして、
周囲がピンチなときほど、利益を上げるチャンスに変え、
着実に利益を積み上げていきましょう。
そして、あなたの望む成功に着実に近づきましょう。
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西村 剛
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