日経平均上昇で見落としがちな裏情報…



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From;西村剛

昨日(10/4)、日経平均株価が再び上昇しました。

改めて日経平均株価のチャートを見てみると分かりますが、昨日は小幅上昇ですが、1ヶ月単位で見ると、ここに来て勢いづいているようにも見えます。しかしながら、昨日の記事でもお伝えしたように、ここから更に上昇するか、それとも天井なのかは分からない状況です。h

今は、上抜けするかの間…

実は、ちょうど今朝、あるテレビ番組でアナリストが解説していましたが、やはり彼も「ここから上抜けするかどうかの間」と述べていました。私と彼のたった二人ではありますが、今の状況を表しているのかもしれません。

ただ、ここであなたに注目していただきたいことがあります。おそらく、これはあなたも見落としている可能性が高い情報でしょう。というより、あまり注目している人がいないと言ったほうが良いでしょう。その情報とは何か…?

世間が見落とす裏情報とは?

それは、「東証二部指数が好調」ということです。実は、今再び東証二部指数が好調です。昨日、年初来高値を更新しました。このチャートをご覧いただくと分かるように、キレイな右肩上がりです。

https://shikiho.jp/services/Query?SRC=shikiho/market/detail/base&type=20d&code=752&rcode=TSE0001
(『東証二部株価指数チャート < マーケット – 会社四季報オンライン』より引用)

どうしても、日本経済=日経平均株価のように世間では扱われますので、注目されることが少ないです。私も見たことがありませんが、「今日の東証二部指数は…」とニュースで話していることは、ほとんどありませんよね。それが示すように、東証二部指数は、世間ではほとんど注目されていなと言えるでしょう。

好調!東証二部指数

ですが、このチャートをご覧いただくと分かるように、その注目に関係なく、株価は年初来高値を更新し、好調です。これは、案外見落としがちな情報でしょう。

東証二部は、やはり東証一部のような派手さが少ない銘柄が多くあります。しかしながら、それは国内で堅実に事業を行っている企業が多いという特長からくるものでもあります。言い換えれば、国内の市場を対象に事業展開しているので、為替の影響を受けにくいという特長があります。また、海外の景気の影響を受けにくいという特長があります。

つまり、そのような影響が少ないので、値動きが穏やかという特長が、この東証二部には見られるでしょう。ですが、反対に言えば、日経平均株価に採用されるような銘柄も値動きが小さいですが、それよりにも小さいので、利益になりにくいと捉えるトレーダーも多いでしょう。

東証二部は上昇トレンドに入ると…

ですが、その影響を受けにくいという状況は、業績のアップダウンが激しくないという、株価を決める根本的な要素の一つが安定しているので、堅いトレード対象とも言えるのではないでしょうか。そのようなこともあり、この東証二部には他の市場よりも安定性があるとも言えるでしょう。その表れとして、今描いているチャートのように、いったん上昇トレンドに入ると、比較的長期間のトレンドが保たれる傾向があります。

東証二部ならではの特長

また、このような安定性の他に、もう一つ東証二部ならではの特長があります。それは「鞍替え」です。東証二部銘柄の中には、企業規模が大きくなり、東証一部への鞍替えをする企業が例年多くあります。東証一部への鞍替えを発表すると、機関投資家に買われるのを期待して、株価が先回りして上昇する傾向があります。これは、東証二部ならではの特長でしょう。

つまり、これらの特長を総合すると、株価が上がる傾向があるので「順張り戦略」が機能しやすい傾向があります。それこそ、もし東証一部への鞍替えを発表したときの株価の傾向がつかめれば、それを利用し利益のチャンスが広がるでしょう。

この傾向がつかめれば…

また、このような傾向を掴んでおけば、保有期間が長い順張り戦略でも安心して運用できるかもしれません。普段、短期トレードを繰り返しているシステムトレーダーにとって、約一ヶ月近く保有するのは、不安なものです。あるていど含み益が出ていても、それでも売りシグナルが出ず、不安がよぎるものです。でも、東証二部の動きは、長期で上昇トレンドの傾向があると分かっていれば、ずいぶん気持ちが違うでしょう。

眠っている利益のチャンス

このように、なかなか注目されない東証二部ですが、利益のチャンスが眠っています。また、このように世間では注目されなくても、実際は内容が良いものは株式市場全体を見渡すと案外眠っているものです。例えば、前日のラジオで夕凪さんが「外食産業がやはり強い」と話していましたが、これも注目されない眠った利益のチャンスでしょう。

もし、あなたが独自のこのようなものを見つけられれば、それを対象に売買ルールを作るのも一つの方法だと思います。または、フィルターに活用したり、活用方法は様々でしょう。ただ、いずれにしても、このような独自のものが見つかると、成績の安定につながると思われます。だから、ぜひあなたも今回の東証二部でも良いですし、他のものでも良いので、眠った利益のチャンスを探しておきましょう。

そういったものが、あなたが苦しいときに「あ~、これがあってよかった~」と救ってくれるかもしれませんよ。

ー西村剛

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。