日経平均6日続落…このまま下がる?



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From;西村剛

日経平均株価が失速しています。

あれだけ勢い良く上昇していた日経平均株価が、これで6日続落です。それまでの勢いがすごかっただけに、驚きや不安な個人投資家も多いでしょう。そこで、単刀直入に、今日は私の相場観についてお伝えしましょう。

なぜ、6日続落したのか?

まず、昨日の日本株市場を整理すると、日経平均株価は、前日比1.5%マイナスの22,028円32銭。マザーズ指数は、前日比2.3%マイナスの1097.07ポイントでした。これで日経平均株価が6日続落です。では、なぜここまで下落が続いているのか?その理由は、、、

これまでの株価上昇による利益確定の売りが世界的に入っているから

だと考えられます。

世界の株式市場が下落傾向に…

実は、この状況は日本株だけでなく、米国株でも同様のことが見られています。米国ダウ指数も11/7(火)の23602ドルから現在まで1%弱下落しています。また、アジア各国の株価も下落しています。ですので、この状況は日本株だけで起きているのではなく、世界で起きていると考えられます。やはり、これまでの上昇幅が大きかった分、日本株も同様に下落している状況です。

また、ここで一つ注意しておきたいのが、これまでの1%の下落と今の1%の下落は値幅が違うということです。仮に日経平均株価1万円だったとすれば、その1%は100円です。ですが、今は2万円台ですので、単純計算でいけば、1%は200円です。ということは、同じ%でも、その値幅のインパクトが全く違います。

特に、こういった下落もそうですが、上昇の場合も全く同じで、これまでの1万円台の1%の上昇と、2万円台の1%の上昇はインパクトが違います。だから、もし上昇する場合は、私たちの想像以上に上昇する可能性も高いのです。

日本株市場の過熱感は?

さて、そのような状況にある日本株ですが、ここで冷静に過熱感を確認します。日経平均株価のRSI(9日)49%、ボリンジャーバンドで見ても25日移動平均線と1σの間に位置しています。これは過熱感がなくなったと考えて良いでしょう。

つまり、もし、まだ上昇トレンドが継続するのであれば、これをふまえると押し目買いの絶好のチャンスだと考えられるでしょう。実際のところ、日経平均株価が6日続落とはいえ、私はまだ上昇トレンドが継続している考えています。だから、今は押し目買いのチャンスと見ています。

しかし、反対にこの上昇トレンドが終わり下落トレンドに突入することも考えておかなければなりません。その場合は、もちろん私たちシステムトレーダーは、下落トレンドの用の売買ルールを使えばよいでしょう。

もし、下落トレンドに突入するなら…

ただし、もし下落トレンドに入るなら、何が目安かは知っておいたほうが良いかもしれません。仮に、日経平均株価が25日移動平均線の水準である21,900円を恒常的に下回ってきた場合は、下落トレンド入りした可能性も出てきます。そのときは、トレンドが変わったことを意味すると思われるので上手く対応していきましょう。

そういった意味では、私は上昇トレンドが継続していると考えていますが、その一方で下落トレンドに突入することも念頭に置かなければならないとも言えます。まさに「上昇トレンドと下落トレンドの分岐点」と言ったところでしょう。

ここからは乱高下する可能性が…

ちなみに、こういったときは、株価が乱高下しやすいときです。だから、私たちシステムトレーダーは、シグナルの奴隷のごとくシグナル通りトレードするだけなので良いですが、私たち以外の個人投資家は、厳しい局面を迎えるでしょう。

株価が乱高下するときは、私たちシステムトレーダーにとっては、場合によっては利益のチャンスです。しかしながら、彼らにとっては、思った方向と全く逆に株価が動き続ける、非常に難しい局面でしょう。乱高下は、当然のことながら、あっちにいったりこっちにいったりと本当に株価が上下しますので、まさに株価に振り回されるでしょう。そして、いつしか、方向感覚を失って、何が正しいかが分からなくなり、そんな中、暴落が起きたらパニックです。

私たちシステムトレーダーがすべきこと

というように、私たちシステムトレーダーは、いつも通り対処すれば良いですが、私たち以外の個人投資家は、これからしばらく株価に振り回される時期が続くでしょう。やはり、このようなときこそ、私たちは私たちの進むべき道を真っすぐ歩むときです。周囲の状況に惑わされることなく、私たちは私たちの信じる道を進みましょう。それが、着実に利益を積み上げる秘訣であり、あなたの望む成功に近づく最良の方法なのですから…。

ー西村剛

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。