日本株、再び上昇トレンドに入るきっけは?



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From:西村剛

昨日の記事で、暴落の危険性は拡大していますが、トレンドが依然として境目であることをお伝えしました。

暴落は、もしも「75日移動平均線を割り込んだ場合」起きる可能性があり、それに近づいているので注意が必要です。ただし、それは一つの可能性です。ですので、あくまでも市場全体が、ここから上昇トレンドに向かうか、下落トレンドに向かうかは分からないということは、改めて頭に置いておきましょう。

トレンドのカギは「彼ら」が握る

ただ、このトレンドがどちらに転ぶか分からない状況だと言っても、いよいよその方向性が「彼ら」の動きによって決まるのではないかという決定的とも言える情報が確認できました。彼らの動きを早めに察知することができたら、暴落の可能性が更に高まるのか、それとも再び上昇の勢いに乗るのかが見えてくるでしょう。

彼らの動向は?

では、その「彼ら」とは誰かですが…それは「外国人投資家」です。日本株市場を構成する二大投資家の一人である外国人投資家の動き次第で、これからどちらのトレンドになるかが決まってくるでしょう。そこで、彼ら外国人投資家の動きを、具体的に数字で確認します。このデータを見てください。

<投資主体者別売買動向>
http://www.traders.co.jp/domestic_stocks/stocks_data/investment_3/investment_3.asp
(『投資主体別売買動向:日本株 – トレーダーズ・ウェブ(株式情報、FX情報)』より引用)

これは毎週木曜日に発表される「投資主体者別売買動向」です。ちなみに、これは補足情報ですが、これまで同じく外国人投資家の動向を確認できた「外資系証券動向」は昨年末で配信が終了しました。ですので、これからは外国人投資家の動向は、「投資主体者別売買動向」で見ることになります。

今のところ売り越し…

では、「投資主体者別売買動向」を見てみましょう。この情報ですと外国人投資家は海外投資家と表示されています。その海外投資家を見てみると、1月1週目に買い越した以降、2週目から4週目まで売り越しているのが分かります。また、個人投資家や法人(機関投資家)を見てみると、1月2週目以降買い越し基調であることが分かります。

つまり、今の状況を一言で言えば「外国人投資家売りの国内投資家買い」でしょう。これをふまえると、これから日本株が上昇するかしないかは、外国人投資家が「買い」に向かうかどうかがカギになってきます。もし、再び買いに転じれば、日本株の高値更新が期待できます。反対に、売りが続くと、このまま短期的に下落トレンドに突入する可能性があるでしょう。だから、ここから株価が上に行くか、下に行くかは、彼らの動向にかかっているのです。

彼らが買いに転じるきっかけは?

では、彼らはどうなれば買いに転じるのでしょうか?それは「米国株の上昇」です。彼らの主要投資対象である米国株が上昇すれば、日本株も買われる傾向があります。ちなみに、過去のデータから見ると、米国株は2~5月までは上昇しやすい傾向があります。ということは、ここから買いに転じる期待を持っても良いかもしれません。

もし、外国人投資家が米国株を買い高値を更新すれば、それに連動して日本株も高値更新ということは十分に考えられるでしょう。それをふまえると、しばらく米国株、米国ダウ指数の動向をよく見ておくと良いでしょう。そうすることで、いち早く日本株の動向を掴めるでしょう。

私たちシステムトレーダーすべきこと

ただし、私たちシステムトレーダーがすることはいつでも変わりありません。これまでの情報は、あくまでもこれからどの売買ルールが効果的に機能しそうかなどの目安にすぎません。また、別の角度で見れば、売買ルールの改良のアイデアになる情報でしょう。

ですので、これから株価がどのように動くのかはあまり関係のない話です。特に、このトレンドの境界線は株価が乱高下する傾向があるので、目の前の株価に振り回された人の負けとも言えます。そう考えた場合、私たちシステムトレーダーは、いつでもシグナルの奴隷のごとくトレードし、着実に利益を積み上げていくだけです。

このようなときだからこそ、自分の軸をしっかりもち次の展開に備えておきましょう。そうすることが、あなたの望む成功にまた一歩近づくことになるのですから。ぜひ、その信じる道を進み、また利益を積み上げていきましょう。

ー西村剛

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。