この下落相場を乗り切る「見落としがちな」あの戦略とは?



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From;西村剛

トランプ大統領の制裁関税…

今、株式市場を右往左往させているのは、これに尽きるでしょう。日本株も、再びトランプ大統領の方針により、下落しました。昨日(4/6)の日経平均株価は、前日比0.3%マイナスの21,567円52銭、マザーズ指数は、前日比1.0%マイナスの1178.82ポイントでした。

再びトランプ大統領で株価下落…

この下落の要因は、冒頭で申し上げた通り、トランプ大統領が、中国に対し、追加の制裁関税の方針を表明したことです。この方針表明により、米国株価指数先物が急落し、それを受けて日本株も下落しました。例外なく、今回もトランプ大統領の方針で、株価が右往左往しています。

米国株の動きで日本株が決まる

このように、短期的な今の日本株を左右するのは、米国株の動向です。米国株が、どのように動くかで、それに連動して、日本株も動くことが短期的には継続するのではないでしょうか。では、その日本株を左右する米国株ですが、今はいったいどのような状況なのでしょうか…。

今、米国は、2月に急落して以来、乱高下を繰り返しながら、下落トレンドを継続しています。それまでは、世界の株価が、米国の上昇トレンドに連動して、まるでバブルのような状況が続きましたが、ここにきて、その勢いが途絶え、米国の下落トレンドに連動して、日本株も下落トレンドに突入しています。

下落トレンドで有効な戦略は?

もちろん、この下落トレンドは、私たちが変えられることではないので、受け入れるしかありません。これまでの上昇トレンドの勢いは、良い思い出として、ここからは気持ちを切り替えて、下落トレンドであることが受け入れる必要があるでしょう。

では、この下落トレンドですが、いったどのような戦略を使えば、これまでと同様に、私たちシステムトレーダーは、着実に利益を積み上げていくことができるのでしょうか?実は、この話…案外見落としがちな戦略が隠れています。ですので、ここからは、よく私の話をお聞きください。

下落トレンドと上昇トレンドの違い…

まず、背景として抑えておかなければならないのが、下落トレンドでの株価の動きです。例えば、昨日の株価の動きは、一つの例として良いかもしれません。例えば、昨日の株価は、トランプ大統領の制裁関税の方針表明で米国株価指数先物が崩れ、日本株も下落しました。

ですが、ここで一つ注意しなければならないのが、これが上昇トレンドであれば、状況が違っていたということです。実は、上昇トレンドでは、市場全体が楽観的ということもあり、この程度の悪材料であれば、株価はそれほど反応しないものです。少なくとも急落は、考えにくいものです。

下落トレンドでは、ちょっとした悪材料があると…?

しかし、今のような下落トレンドでは、全く話が違います。下落トレンドでは、市場全体がどちらかと言えば悲観的ですので、悪材料に過敏になります。上昇トレンドでは気にしない悪材料を気にするように人間心理が変化するのです。そうなると、ちょっとした悪材料でも、思った以上に株価が下落する傾向があります。

そして、まさに今起きている米中の関税合戦も、株価が上昇トレンドであれば、それほど大きく株価を動かすことがないのに、下落トレンドであることで、株価を動かす大きな材料として扱われてしまうのです。その結果、株価の下落が長期的になり、押し下げていくようになってしまいます。

つまり、ここで抑えておきたいのは、この下落トレンドの中では、これまでの感覚で悪材料を捉えていると、想像以上に株価が下がるのを見て、驚いてしまい、方向感覚を失いかねないということです。これぐらいしか株価は下がらないと思っていたら、それ以上に下がることが繰り返され、だんだんと株価の方向感覚がおかしくなってしまうのです。

ただし、私たちシステムトレーダーは違う

ただし、これはあくまでも私たちシステムトレーダー以外の個人投資家の話です。私たちシステムトレーダーにとっては、実はこのような状況に周囲が陥れば陥るほど、利益を積み上げるチャンスに変わります。ある意味、私たちシステムトレーダーは、世間の逆を歩むトレーダーですので、この下落トレンドは、過度にリスクを取るなどムリなトレードをしなければチャンスなのです。

いま用意すべき戦略とは?

そして、そのチャンスを活かすのが、あなたもご存じの「逆張り戦略」です。私たち以外の投資家たちが、ちょっとした悪材料に過敏になれば、それだけ株価が急落し、そのあとのリバウンドの利益を狙いにいけます。ですので、ここから私たちシステムトレーダーが用意したいのは、暴落に備える逆張り戦略だけでなく、中程度の下落にも対応できる逆張り戦略を用意することです。

保有期間の短い短期的な下落に対応できる逆張り戦略など、暴落に対応する逆張り戦略だけでなく、このような戦略も一緒に運用するのが良いでしょう。ちなみに、この短期的な下落に対応できる逆張り戦略は、システムトレーダーが案外見落としがちな戦略でもあります。ですが、この下落トレンドでは、有効な戦略ですので、ぜひ、準備しておくと良いでしょう。

始めて下落トレンドを経験するあなたへ、、、

これまで何度もお伝えしているうえ、日々熱心に勉強しているあなたであれば、もちろん大丈夫だと思いますが、下落トレンドは、これまでとは全く違います。特に、アベノミクスバブルから株式投資を始めたりシステムトレードを始めた方は、これが初めての下落トレンドでしょう。

ですので、もしあなたが下落トレンドを始めて経験するのであれば、ぜひ気持ちの切り替えと、このような情報をもとに、対応していただければと思います。私たち以外の個人投資家は、下落トレンドは非常に厳しい状況におかれる可能性が高いですが、私たちシステムトレーダーにとっては、上昇トレンドと同じようにはいかないものの、コツコツと利益を積み上げるチャンスです。ぜひ、このチャンスを活かして、この下落トレンドでも、着実に利益を積み上げていきましょう。

ー西村剛

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。