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From；西村剛
八丁堀の事務所より、、、
この上昇トレンドは、いつ終わるのか？
株価が年初来高値に向けて動いているトレンドの中で、
あえて、こんなことを考えてみたいと思います。
「はじまりがあれば、必ず終わりがある」
ではないですが、
あなたも十分にお分かりのように、
上昇トレンドもはじまりがあれば、終わりがあるのです。
システムトレーダーは、基本的に相場がどう動こうが関係ありませんが、
売買ルールのメンテナンスなどのことを考えると、
先に先にとトレンドを考え、
次の手、次の手と動かなければなりません。
だから、いまの上昇トレンドの最中は、
このトレンドが終わったときを考えなければならないのです。
ということで、
今の上昇トレンドが「いつ終わるか？」について考えたいのですが、
昨日お伝えしたように、
今の上昇トレンドは、外国人投資家と個人投資家の
買いによって形成されている強い相場です。
ですので、終わりを考えると言っても、
カンタンには終わらないと思います。
ですが、、、
何かのきっかけがあれば、
終わることも考えられます。
では、一体何が、そのきっかけとなるのでしょうか？
まず考えられるのが、
日経平均株価が「15942円60銭の年初来高値を更新」したタイミングです。
年初来高値を更新したタイミングで、
それまで買っていた投資家が利益確定を行なってくる可能性が
高いのではないかと考えます。
そのタイミングでいったん下落することが考えられるでしょう。
ただし、現状ですと
それほど大きな下落とは考えにくいのも事実です。
次に考えられるのが、為替が急激に円高に動くことです。
ただし、これも可能性としては考えられますが、
あまり高い確率ではなさそうです。
動くとすれば
12月6日に発表される米国雇用統計で悪い数字が出るか、
17日の米国消費者物価指数、
18日の米国住宅着工件数において悪い数字が出るかでしょう。
上昇トレンドがいつ終わるか？という話をしておきながら、
可能性が高い話ではないのですが、
このタイミングは、株価に何らかの変化がありそうです。
いったんまとめておくと、
12月にトレンドが変わるとすれば、
○日経平均株価が年初来高値を更新したタイミング
もしくは
○米国で経済指標が発表される12月17日、18日あたりと考えておけばよいでしょう。
とはいえ、私たちシステムトレーダーは
淡々と売買ルールに従って、売買していくだけです。
それは、変わりありません。
しかし、
こういった相場の転換しそうなタイミングを把握しておけば、
○そろそろ「逆張りや押し目買い」のシグナルが出そうだな
○もうしばらく順張りの手仕舞いはなさそうだな
というように、シグナルに対しての心の準備ができます。
システムトレードは、淡々と売買しますので、
心の準備は、まったく必要ないように思われるかもしれません。
ですが、実際にシステムトレードを実践するとわかるのですが、
いざ、シグナルが出ても、これまでの裁量の感覚が抜けず、
「チャートが、私の思った形と違うから買いたくない…」
「この銘柄の名前を聞いたことがないので買いたくない…」
「この銘柄はこの前損したから買いたくない…」
と、買わない理由、もしくは全く反対に売らない理由を作って、
淡々と売買できないという状況が多々あります。
だからこそ、心の準備をきちんとして、
いざ、シグナルが出たときに、その通りに売買できるようにすることが重要なのです。
システムトレードも、
どれだけ良い売買ルールを持っていても、どれだけシグナルが出ても、
最後の最後は、あなたのメンタルにかかっています。
出た結果に対して、
あなたが「動くか？」
それとも、「動かないか？」
ただ、それだけなのです。
だから、システムトレーダーだからとって、
メンタルが全く不要ということはないのですよね。
情報は出しました。
あとは、この情報をどうするかは、あなたのメンタルにかかっているかもしれません・・・
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西村 剛
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