日本株更に上昇の可能性アリ

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from；西村剛

4月第一週の投資主体者別売買動向が発表されました。

注目の海外投資家は3336億円の売り越し（前週は6114億円の売り越し）、

個人は503億円の買い越し（2755億円の売り越し）、

信託銀行は6271億円の買い越し（前週は6238億円の買い越し）となっています。

依然海外投資家が売り越しのなか、
信託銀行が買い支えているといった構図ですが、

海外投資家の売り越し額が減少したことや、
個人が売り越しから買い越しに転じたことで需給が改善され株価の上昇に繋がったようです。

今後の相場の焦点としては、

3月のような暴落が再度起こるか？

だと考えています。

仮にまた、3月のような大暴落が起こるとするならば、

投資主体者別売買動向でみると
個人投資家と海外投資家がともに大きく売り越しに転じた場合でしょう。

海外投資家は基本的に米国株が上がれば日本株を買い、
米国株が下がれば日本株を売る傾向にあります。

ですので米ダウ指数が今のように反発している局面では、
急に大きく売り越すことはないでしょう。

一方個人投資家は逆張り志向ですので、

株価が大きく下がった局面で買い、
大きく上がった局面で売る傾向にあります。

この海外投資家と個人投資家の志向を考慮すると、

日本株が徐々に上昇する過程において、

個人投資家は小幅な売り越し、
海外投資家も売り越し額が短期的には減少してきそうです。

個人投資家、海外投資家の売り圧力が弱まるなか、
信託銀行の買いが継続すれば、

もう少し日本株の上昇もあり得そうです。

いずれにせよ、当面、日本株は

米国ダウ指数の動向に左右される傾向が強まりそうです。

米国株の動向をしっかりと注視しておきましょう。

ー西村剛

<追伸>

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 （過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある） システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。

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