外国人投資家10週連続売り越しに注意



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from;西村剛

4月第3週の投資主体者別売買動向が発表されました。

4月第3週は日経平均株価が約2%、
マザーズ指数が約10%上昇した週にあたります。

注目の外国人投資家、個人投資家、信託銀行は
どのような投資行動
を取ったのか見てみましょう。

まず海外投資家(外国人投資家)です。

海外投資家は、4340億円の売り越し(前週4172億円の売り越し)となり、
海外投資家は10週連続で日本株を売り続けている
のが分かります。

米国株も短期的には反発した局面なのですが、

然海外投資家の日本株売りは続いており、
海外投資家の日本株売りは長期的なトレンドになりつつあります。

次に個人投資家です。

個人投資家は103億円の買い越し(前週1790億円の売り越し)となり、
売り越しから小幅ながら買い越しに転じました。

ちょうど在宅ワーカーが増えたことや

証券会社で新規口座を開設した新たな個人投資家の参入により、
個人投資家が日本株を買い越したこと
が伺えます。

最後に信託銀行(日銀のETF買い)です。

信託銀行は1498億円の買い越し(前週3449億円の買い越し)となり、
大幅な買い越しが続いています。

なんとか株価が堅調に推移しているのは
まさにこの信託銀行の大幅な買い越しが続いてい
るからと言えるでしょう。

このように投資主体者別売買動向をみると、今の日本株の構図は、

外国人投資家 VS 日銀

みたいな形になっています。

日本株を売り続ける外国人投資家の売り注文を
日銀が買い支えている構図です。

今のところこの構図は長期化しそうだなと私は考えており、

外国人投資家が売り続けている限り
なかなか株価の高値追いは難しいかな
と考えています。

今は暴落に備えつつ戻り売りのスタンスが功を奏しそうです。

システムトレードでいうところの、
逆張り戦略を準備しつつ空売りスイ
ングやデイトレ戦略でコツコツ稼いでいく局面でしょう。

引き続き過度な楽観は禁物です。
十分に注意して下さいね。

ー西村剛

 

<追伸>

2020.4.24   気になる外国人投資家の動向は? 西村剛が動画で日本株を解説!

こちらをご覧ください。


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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。