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From；西村剛
八丁堀の事務所より、、、
含み損で悩んでいるあなたへ
拝啓 今年も早いもので、もう12月になりました。
2013年も、いよいよ残り1ヶ月です。
あなたのトレードの成績はいかがでしょうか。
今年は、11月末時点で日経平均株価が約85％上昇しています。
だから、多くの方が利益を上げて
「いや～、儲かってしょうがないね～」と言っていることでしょう。
でも、そんな話とは裏腹に
含み損を抱えているあなたを、私は非常に心配しています。
といっても、その含み損の抱え方は、
それほど大きなものではないかもしれません。
ここまで株価が上昇していると、
「利益は利益として上がっているけど、
う～ん、この含み損があるのが気になるな～。
だから手放しには喜べないんだよね・・・」
という心境かもしれません。
正直、トレードで勝率100％を求めるのは
非現実的です。
日々熱心に勉強しているあなたであれば、
それは当然のこととしてお分かりでしょう。
ただ、人間とは、、、
強欲な生き物。。。
上手くいっているときは、
分かっていても、勝率100％を求めてしまうのですよね。
でも、ものすご～く本気というわけでもないと思います。
願わくば・・・これも利益になれば・・・
という心境でしょう。
しかし、、、
もし、あなたがその含み損を抱えた銘柄が
利益になるのを待っているのであれば、
ちょっと考え直した方が良いかもしれません。
えっ？なぜか？って。
それは、これからお話しします。
実は、その含み損を抱えた銘柄は、
『節税』につながります。
もし、あなたがご存じであれば、
あ～そういうことか～となるかもしれません。
でも、知らなければ、
これは、ラッキーな話でしょう。
だから、よく聞いていただきたいのです。
株式税金は、1年間に獲得した利益に対してかかります。
ですので、
今年株を売買して確定した利益が100万円あるならば、
10万円税金を納めなくてはなりません。
ですが、、、
もし、同時に含み損20万円ある銘柄を損切りすれば、
課税される利益が100万円－20万円＝80万円となり、
税金はその10％である8万円で済むわけです。
たった、2万円かもしれませんが、
2万円の利益を上げることを考えると、お得な話だと思います。
年末は、含み損を抱えた銘柄をいったん売ることで、
利益をあげているトレーダーならば節税することができます。
だからこそ、トレーダーにとって、
この12月は、節税を考えるうえで、非常に重要な月なのです。
そして、こんな背景もあるので、
12月は個人投資家が含み損を抱えた銘柄を売る傾向にあります。
そして、それに伴って
12月前半は新興市場が弱いといった傾向にあるのです。
もし、あなたがシステムトレーダーであれば、
シグナル通りに売買するだけですので、
これは関係ない話かもしれません。
しかし、あまり大きな声では言えませんが、
一部の方は、意図的にこの方法をやっているとか、やっていないとか・・・
ただ、いずれにしても、
含み損を抱えて悩んでいる裁量トレーダーであれば、
一つ、損切りをするきっかけとなるでしょう。
追伸 節税に関しては、あの斉藤正章さんもけっこう真剣です。。。
もちろん、私も真剣です。。。
■追伸
システムトレーダーになると「ドローダウン（大きな損失）は気になりません！」と言えてしまうのですが、
やはり、「トレードで成功できる人」の、あなたには必要ありませんよね？
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西村 剛
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