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株式市場にはごくまれに理由もなく株価が急騰する銘柄が現れます。
特に株式市場が強いときによく起こるのですが、
「そんなに株価に影響を与えないだろう・・・」
といった小さな材料に思いっきり反応して株価が急騰したり、雰囲気だけで株価が上昇したりするケースがたまにあります。
今だと（6694）ズームです。
今回の新型い肺炎による自粛生活で、ZOOM（ズーム）を使ったオンライン会議やZOOM飲み会といった言葉が出来るほど、ZOOMと呼ばれるテレビ会議システムが急速に普及しています。
それに関連付けられて（6694）ズームの株価も急騰しているのですがこの会社・・・・
テレビ会議システムのZOOM（ズーム）とは全く関係のない会社です。
同じなのは「社名だけ」
会社側もホームページでテレビ会議システムのZOOM（ズーム）とは全く関係ないと発表しているのですが、なぜだか株価が急騰しています。。。
おそらく個人投資家の連想買いから急騰しているだけなので、すぐに反落すると思うのですが、雰囲気や連想買いだけで株価が連日急騰しているのです。
これをみるだけで今の株式市場がバブルの入り口ではないかと思えるほどの出来事でした。
株価を簡単に考えると、
株価＝企業価値+雰囲気（需給）
と表した場合、通常は企業価値の割合が大きいのですが、相場の雰囲気が良くなると、企業価値そのものよりも雰囲気（需給）で株価が動きます。
業績的にどうしようもないバイオ関連銘柄の値動きが、まさに雰囲気だけで動いている例でしょう。
今回の（6694）ズームの株価が落ちてきたタイミングがもしかすると短期的な相場の転換点かもしれません。
雰囲気だけで株価が動くケーススタディとして（6694）ズームの値動きをみてみると勉強になるでしょう。
特に上昇し始めてピークをつけるまでの日数や下落し始めて落ち着くまでの日数に着目するとシステムトレードの売買ルールの改良のヒントにもなると思いますよ。
ー西村剛
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西村 剛
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