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そろそろ日本株のトレンドが変わるかも・・・
ここ数日このように感じ始めています。
過去の株価傾向では例年12月から6月までは株価が上がりやすく、7月から株価が下がりやすい傾向が見られるのですが、2020年に関してはそろそろ株価が上昇トレンドから下落トレンドに転じ始めたかもしれないと感じています。
直近の日経平均株価は3月の暴落以降、短期的な上昇トレンドに入っていましたが、コロナショック前の水準に近づくにつれ戻り売りに押される展開となっています。ここから何か新たな材料がなければこの日経平均株価23000円~24000円の壁を抜くのはなかなか至難かもしれません。
頼みの綱である米国株の動向においても同様で、IT系が多いナスダック指数に関しては高値を更新する展開となっていますが、ダウ指数に関してはコロナ前の水準とはまだ乖離が大きく、日経平均株価同様、戻り売り圧力に押されそうです。
また直近ではトランプ大統領の支持率が低下しており再選の可能性が疑問視され始めています。加えてコロナ肺炎の第2派の可能性も懸念されており、米国株もなかなか上値が重い展開となりそうです。
こう考えると日本株、米国株(ダウ指数)ともに目先の天井は打った可能性があります。
もちろんここから何らかの材料が発生し、株価急上昇という可能性もゼロではないですが、これまでの楽観的なスタンスでのぞむと大きなやけどを負うかもしれません。要注意の局面です。
ただ、仮にここから株価が大きく下落する局面があったとしても、3月のような急落はないと考えています。特に日本株においては下落局面で日銀の下支えが期待できそうですし、下がったとしても緩やかな下落トレンドにとどまるのではないかと考えます。
ただ上昇トレンドとは異なり緩やかながら下落トレンド入りした場合、ちょっとした悪材料で株価が過剰に反応し急落する局面は出てきそうです。システムトレードにおいては逆張り戦略のチャンスかもしれません。
いずれにせよ、少し日本株のトレンドが変わってきましたのでこれまでの値動きと異なる値動きをする可能性があります。ぜひ注意しておいてください。
ー西村剛
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