次週要注意の局面入りか【西村剛】

2020.07.10

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東京都の新型コロナ肺炎感染者数が9日224名と発表されました。

単純に感染者数だけで判断はできませんが、1日の感染者数としては過去最高の人数だったかと思います。

今のところ、株式市場も落ち着きを見せていますが、再度の緊急事態宣言入りの可能性も出てきました。

仮に再度の緊急事態宣言入りが難しくても、今の状況を考えるとなかなか日経平均株価も上値を追うのは難しく思います。

米国株もナスダック指数は上昇トレンド継続も、大企業中心のダウ指数は上値が重い展開となっています。このような状況のなか、
日本株も大型株を中心に上値の重い展開が続きそうです。

このような状況のなか、何か一つ悪材料が発生すると株価が大きく下がる可能性があります。

目先、プラス材料が乏しいなか、米中関係の悪化や感染者数の急増加などが出ると一気に株式市場のトレンドが変わる可能性があります。

大型株に関しては日銀によるETFの買い支えが期待できるため、それほど大きな落ち込みはないと考えているのですが、特に新興銘柄に関しては要注意です。

すでにバリュエーションでみるとかなり割高に位置している銘柄も多く、投資家心理で株価が動きやすい新興銘柄は要注意でしょう。

今日から次週にかけて株価のトレンドが大きく変わる可能性があります。
ぜひ注意しておいてください。

 

ー西村剛

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 （過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある） システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。