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日本株が大きく上昇しています。15日の日経平均株価は前日比358円高の22945円50銭で終わり、いよいよ23000円の大台が見えてきました。
株価が上がった背景としては新型コロナウイルスに対する有効性の高いワクチンが見つかったとの報道から、一気に投資家心理が改善したといわれていますが、一方で新型コロナウイルス感染者の免疫が短期的に消滅する可能性があるといった報道や、新型コロナウイルスが空気感染する可能性があるといった報道も出ており、何がいったい正しいのか判断が難しいところです。ただここ数日の株価の回復を見る限り、確かに投資家心理は改善しつつあるように思います。
このような状況になると、このまま日本株が高値を更新するというシナリオも現実味を帯びてくるでしょう。
今の日本株は個別では特段材料のないなか、米国株や中国株などの海外の株価に連動するように動いています。ですので、日本株が再度高値を更新するかどうかは、海外株次第といったところではないでしょうか。
その肝心な海外株の中でも、特に日本株に大きな影響を与えるのが米国ダウ指数と米国ナスダック指数です。
この２つが高値を更新してきたときにはじめて上昇トレンド入りしたと判断できると考えています。
米国ダウ指数の高値が29568ドルですので高値更新まであと約10％あり少し時間がかかりそうですが、米国ナスダック指数は7月13日につけた10824ポイントまで約３％です。
日本株が本格的に上昇トレンドに入るには少なくとも・・・
１．米国ナスダック指数が3%以上上昇し高値を更新すること
２．米国ダウ指数が10%上昇し高値を更新すること
が必要ではないかと考えています。
逆に言えば米国ダウ指数と米国ナスダック指数が高値を更新するまでは本格的に上昇トレンドに入ったと考えるのは時期尚早かもしれません。
今のところ日本株はまだ下振れのリスクはあると考えていますが、予想外に上に行く可能性も出てきています。
どちらに動いても大丈夫なように今のうちにしっかりと準備しておきましょう。
ー西村剛
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西村 剛
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