日本株上昇で夏枯れ相場は終わりなの？【西村剛】

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3日の日本株市場が上昇しました。

日経平均株価も先週までは6日続落で約1170円下落したこともあって3日にようやくリバウンド。485円上昇しました。大型株が上昇したことでマザーズ指数も息を吹き返し約3.8％上昇しています。

3日の株価上昇を受け、「そろそろ株の買い場か？」

と思った方もいるかもしれませんが、私はまだ安心はできないと考えています。

その理由は・・・

3日の日本株上昇はこれまでの6日続落の単なるリバウンドにすぎないと考えているからです。

特に先週末31日の日本株が大きく暴落したことで、システムトレードでも逆張りシグナルが点灯し、大暴落でないのであれば短期的な買い場を示唆していました。

ただ、31日にシグナル点灯した逆張り戦略の大半は、3日の日本株上昇で手仕舞いのシグナルが出ています。

つまり、今のタイミングは、

「短期的なリバウンドが終了し、手仕舞いするタイミング」

だと言えるのです。もちろん明日以降も株価が上昇する可能性はあるでしょう。ただ今から入って統計的に勝ちやすいタイミングかと言うとむしろ負けやすいタイミングと言えるのです。

加えてそもそもの日本株下落の要因である、

・新型コロナ肺炎の感染拡大懸念

・米中の対立激化

・急激な円高

の３つのうち、急激な円高こそは解消されましたが、残りの２つについては特段改善されていません。

つまり、今回の株価上昇は単なるリバウンドに過ぎない可能性が高いのです。

ですので目先の株価上昇に色気を出して楽観的になり株を買うのは要注意でしょう。

システムトレーダーのあなたなら目先の株価に一喜一憂せず、淡々とシグナル通りトレードすることをオススメします。

YouTube　西村剛が動画で解説

8/3　日経平均大幅上昇もリスク懸念高まる　暴落に備えるべきタイミングか？

ー西村剛

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 （過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある） システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。

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