海外投資家の日本株売り始まったか？【西村剛】

2020.08.07

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7月第5週（7/27～7/31）の投資主体者別売買動向が発表されました。

注目の海外投資家は7262億円の売り越しとなりました。

海外投資家が売り越しとなったのは4週振りです。

海外投資家はこのまま日本株を売り越すのでしょうか？

7月第5週（7/27～7/31）の日米の株価を比較すると

・日経平均株価　3.5％下落

・米国ダウ指数　1.6％下落

・米国ナスダック指数　1.3％上昇

と米国株と比較し日本株が大きく下がった週となっています。

日本株が下がった要因としては、「国内の感染者数急増」と「第１四半期決算が発表され企業業績の予想以上の悪化」が挙げられます。

海外投資家が7月第5週に日本株を売った要因としてこの２つの要因が大きそうです。

現状でも東京都内の感染者数は都内で300人以上となっており、今後も感染者数の増加が続きそうですし、都道府県レベルでの自粛要請も出始めてきました。このままいくと第２四半期もコロナの影響を大きく受ける企業の業績回復は難しそうです。

ですので、次週以降も海外投資家の日本株売りが継続するのではないでしょうか。

この海外投資家の日本株売りが日本株の上値を抑える要因になっています。ですので日本株は8月も、良くて今の日経平均株価21500円～23000円のボックス圏で推移しそうです。

今の相場はシステムトレードでも逆張りのシグナルが手仕舞いしたタイミングで、トレードしても勝ちにくいタイミングとなっています。あせらず次のチャンスを待つのが得策でしょう。

 

YouTube　西村剛が動画で解説

8/6　日経平均は続落、決算で明暗分かれる！今後はどうなる？

ー西村剛

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 （過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある） システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。