コロナと飲食業界【Korosuke】



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korosukeです。

緊急事態宣言が東京、神奈川だけでなく、関西や福岡などでも出て、自粛ムードが強くなっています。

一番影響を受けるのは、飲食業界ですが、たまたま用事があって8時過ぎに新宿を歩いていると、本当に飲食店は閉まっていて人も少なくなっていました。

夕方以降が稼ぎ時の居酒屋などは本当に厳しいでしょうが、ランチでよく行っていた定食屋も久しぶりにランチで行ってみたら看板がなくなっていたりと、かなり身の回りでも飲食業界の不況を感じることが多くなってきました。

昨年末、ちょっと郊外に出かけたときに、ランチでサラダバーがあるところに行こうとして、以前行ったことのあった「ステーキけん」というステーキとサラダバーのあるファミレスに行こうとしました。

だいぶ前に行ったことがあったのですが、行ってみると店がなくなっていて、ネットで調べてみると、この運営会社が去年の2月に倒産していたようでした。

全然知りませんでしたが、一時は全国に230店舗もあり、売り上げも225億も超えるくらいの勢いだったのに、数年で経営が悪化し、店舗数が1/10くらいに減ってしまったようです。

なぜ、そんなことになってしまったのかというと、ビジネスモデルが当初は真新しいやり方で
店舗を拡大し、売り上げも伸びていったのですが、同じやり方をする同業が増えてきたことです。

ステーキガストなど、同じような形態のレストランを、大手の資本力があるところが参入して来ると厳しくなるでしょう。
そして、短期間で一気に事業を拡大していくと、売り上げが伸びているときはいいですが、逆になったときは一気に損失が加速していくため、このような事態に追い込まれてしまいます。

これは、トレードにも同じように当てはまることです。
短期間で大きく稼いだトレーダーが、あっという間にすべてを失ってしまうという話をよく聞きますが、これも同じ原理だと思います。

大きな原因は2つです。

①カーブフィッティングと優位性

その時うまくいったトレード手法で勝ち続けて資産を増やしたとしても、それが半年や1年という短いスパンでしか機能しない手法だと
したら、長い期間やっていると相場の流れが変わった時に使えなくなって、マイナスが増えていきます。

システムトレードでいうカーブフィッティングしている状態です。

また、相場の流れが変わる場合と、同じトレードをする人が増えてくるとトレード手法の優位性がなくなってくるということもあります。

②資金管理とレバレッジ

短期間で大きく資産を増やすときは、おそらくほとんどの場合レバレッジをきかせた取引をしています。

すごい金額を稼いだ投資家の多くは、FXや先物のようにレバレッジがかなり高いものを使っているためだと思いますが、これは諸刃の剣でうまくはまれば大きく資産が増えますが、逆回転しだすと、大変な勢いで資産を減らします。

とくに、レバレッジを効かせて増えた資金を、すべて次の投資に回して複利で運用していった場合、資産はすごいスピードで増えますが、それが逆回転したときのスピードもまたすごい勢いでなくなり、結局のところリターンが大きくてもドローダウンも同じくらい大きい
リスクの高いトレードをしていることになります。

システムトレードで資金管理の重要性をわかっている方にはよくわかることだと思います。

そのため、経営もトレードも短期間で成功する例は多くありますが、それが10年といった長い期間で見たときに維持していくことがとて
も難しいのです。

システムトレードでストラテジーを作っていく中でこのあたりのことをよく理解できれば、将来的に事業をするときにもこのような資金
管理の考え方はとても活きると思います。

まずは、長く継続することを最優先して、安定したストラテジー作りを行っていきましょう。

 

ーKorosuke

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korosuke

現役システムトレーダー。売りと買いを組み合わせたデイトレード戦略に特化した独自のスタイルを確立し、安定的に利益を得ている。セミナー講師も務めており、いずれも好評。 著書:暴落を上昇エネルギーに変える V字回復狙いの短期システムトレード (現代の錬金術師シリーズ) 出版社 : パンローリング

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