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今週に入り日本株が大きく下落しています。
株価が下落している要因は大きく分けて２つあります。
１．米国長期金利の低下によりこれまで好調だった金融株が大きく下落していること
２．緊急事態宣言解除でコロナ第４波の懸念
この２つの要因で今週に入り日本株が大きく下落しているのではないかと考えています。
個別銘柄でみるとこれまで上昇トレンドにあった銀行や証券も今週に入り大きく下落、また緊急事態宣言解除で業績回復が期待されて買われていた空運や鉄道といった業種も大きく下落しています。
銀行や証券に関しては金利上昇で収益拡大が期待され買われていた節があり、米国長期金利が落ち着いたタイミングで一気に利益確定の波に飲まれる展開となり、緊急事態宣言解除で業績回復が期待されて買われていた空運や鉄道も緊急事態宣言解除で一気に利益確定の波に飲まれた印象です。
これが本当に利益確定の売りでしたら数日で反転してもおかしくはないのですが、海外でも同様に航空会社の株価が下落しており、もしかすると「世界的なコロナの再拡大」を織り込み始めたのかもしれません。
仮に今の下落が「世界的なコロナの再拡大」であるならば、ここまでリバウンドしていた航空や鉄道、ホテルといったコロナ禍で業績が悪化している企業の株価はもう10%ほど調整してもおかしくはないでしょう。
日本では緊急事態宣言解除がされたタイミングなのですが、逆にドイツでは4月18日までロックダウンを延長したり、ブラジルでも感染者数が再拡大しており、もしかすると日本においても緊急事態宣言解除によるコロナ第４波の懸念が強まり、航空や鉄道といった業種が売られているのかもしれません。
仮にコロナ第４波の懸念により日本株が売られているのであれば、日経平均株価25000円までの下落があってもおかしくはないでしょう。
今のところまだそこまで下落する可能性は少ないと考えていますが、仮に日経平均株価が28000円を割り込んでくると危険信号です。注意しておきましょう。
ただシステムトレーダーにとっては待ちに待った暴落のチャンスかもしれませんね。
しっかりと暴落時に強い逆張り戦略に磨きをかけ、資金管理を今のうちにしっかりと見直しておき、来たる暴落のチャンスに備えておきましょう！
ー西村剛
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西村 剛
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