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タイトルを見て驚いた方もいると思います。
まだ7月であり8月IPOも少ないとは言え、3社のリリースが出ているのになぜにこのタイミングで9月以降のIPOのお話をするのは、二つのリリースがあったからであります。
一つは、先日、「キオクシアホールディンス」が延期していた東京証券取引所の新規公開を9月に実施する方針を固めたというニュースが流れたからであります。
「キオクシアホールディングス」は本来であれば2020年10月に上場を予定しておりましたがファーウェイに対する米国の輸出禁止措置や
新型コロナウイルス感染症などによる業績悪化懸念が広がったことで直前に取りやめたものです。
「キオクシアホールディングス」の注目はやはり、上場規模が大きいことから他の電子部品株を主としてキオクシアの購入のために換金売りが出ると予想されていますので、
今の堅調やら持ち応えている地合いが心配されるところであります。
ですから、私は正式のリリースがなされたら、日本電産や村田製作所、あるいはそのあたりが組み込まれている(NEXT FUNDS)電機・精密上場投信(1625)のショートの戦略を考えております。
その上で、お付き合い含め、ブックビルディングは申込みせざるを得ないと思っております。
そして、もう一つのニュースは、東京都の財政不足で、東京メトロの株式上場に向け、国と東京都が保有する株を同時に半分ずつ売却する旨の合意があり、
「国と連携して、地下鉄ネットワークのさらなる充実やサービス向上を図る点からも、メトロ株の取り扱いについては、国と都で2分の1まで売却する準備、
手続きを進めてまいりたいと考えております」と都知事が言われたことになります。
これが、スケジュール的に年内上場に間に合えば、絶対に公募割れが許されなく、人気沸騰でありますから、キオクシアと異なり、全力で公募株の取得に励むのは間違いないことであります。
このように、リリース銘柄も少なくセカダンリー市場の盛り上がりが現状、一服感があり、閑散期のIPO市場であることから、
この2銘柄の今後のリリースには注視すべき案件になることは言うまでもありません。
一応、9月になってくると、会社四季報の発売、9月優待、夏休み明けの公募増資再開等々、イベント投資の真骨頂となってくる時期でもあります。
この7月や8月は例年であれば、コロナも関係なければ、旅行に明け暮れ、夏休みを満喫しているところでありますが、昨年同様、自宅での引き籠り生活となりますから、
9月以降の相場について、あらゆる準備をして備えるところであります。
ーJACK
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