日経平均30000円回復のシナリオ【西村剛】

2021.10.15

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ようやく日経平均株価が反発、28500円を回復しました！

ちょっとひと安心ではあるものの、チャート的にはまだ下落トレンド継続となっておりまだ油断できる感じではありません。

今の日本株について現状では短期的に弱気で見ているのですが、一方でここからミラクルが連発して日経平均株価が30000円の大台を回復するにはどのような条件が必要かについて今回考えてみました。

必須な条件は2つあります。

ます1つ目は

・米国ダウ指数、ナスダック指数の高値更新

です。

日本株が大きく上昇するには外国人投資家の日本株買いが必須です。そのためにはまず外国人投資家の主戦場であるアメリカ株が高値を更新してくることが必須だと考えます。

そのためには米国ダウ指数があと3.7％、ナスダック指数があと5.7％上昇する必要があります。中国のバブル崩壊懸念がソフトランディングし、米国のインフレ懸念が沈静化してくれば米国株高値更新も十分にありえるでしょう。

2つ目が

・選挙で与党が安定的な過半数を確保すること

外国人投資家は政権の不安定さを嫌います。月末の選挙で与党が予想以上に勝つことができれば短期的に外国人投資家が日本株を買ってくる可能性はありそうです。

今のところ可能性としては30、40％程度かなと考えていますが、この２つの条件がクリア出来れば日経平均株価もおのずと30000円の大台を回復できるかもしれません。

目先は短期的に株価が上下する局面となりそうですが、新しいトレンドが発生するならば選挙後くらいからだと頭に入れておくと良いでしょう。それまでは過度に楽観的にならずトレードすることを心掛けておきましょう。

 

ー西村剛

 

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 （過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある） システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。