日本株の雰囲気が一気に良くなる条件【西村剛】



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日経平均株価が29000円から29500円のボックス圏で推移しています。

中間決算発表や衆議院選挙を控え上値が重い展開が続きますが、

もしかすると日本株の雰囲気が一気に良くなる条件が整いつつあります。

その条件とは・・・

・米国ダウ指数の高値更新

です。

9月20日には33613ドルの安値を付けた米国ダウ指数がそこから1ヶ月、気付けば高値更新まであと0.5%の水準まで回復しています。

米国ダウ指数がこのまま上昇し、上場来高値を更新すれば、外国人投資家が再度日本株を買い、日本株の雰囲気も一気に楽観ムードになるかもしれません。

特に目先の大きな懸念材料である10月末の選挙イベントが終わり想定どおりの結果に収まれば11月には日経平均株価も米国株に追随する形で再度高値更新もあり得るのではないかと考えています。

このように今の日本株の見通しに対してはやや強気に見ているのですが、状況が一変する可能性があるとすれば、

「中国の恒大集団デフォルト」くらいだと考えています。

今のところ中国の恒大集団デフォルトはある程度相場に織り込まれていると思うのですが、恒大集団だけでなくほかの不動産会社まで波及するリスクは織り込まれていません。

ですので仮にそのような状況になれば日本株の雰囲気も悪くなるのは確実なのですが、現状ではそれよりも米国ダウ指数の高値更新によるムード改善の方が可能性は高いと考えています。

いずれにせよ、ここから選挙までは今のような膠着相場が続きそうですが、こういったときこそ次のトレンドに備えてしっかり準備しておくことが大切です。

・相場が急落したときの逆張り戦略

・相場が上昇したときの順張り戦略

については特にしっかりと準備しておきましょう。それだけで年内のパフォーマンスが大きく変わると思います。

 

ー西村剛

 

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。