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波乱の相場となっている2022年ですが、IPOにおいても衝撃が走りました。
それは、年初の案件として上場したRecovery International<9214>が公募価格3,060円に対し、初値が▲13.72%の2,640円という結果になりました。
事前の委託販売団での申込社数は77社あり、訂正目論見書を見ても、ブックビルディングの状況は、申告された総需要株式数が公開株数を十分に上回り、総件数が多数にわたっていたうえ、公開価格、追加売り出し株数ともに上限で決まっていた。
もちろん、年初からのマザーズ指数の3割近い下落があったとしても業種的にここまで売られるとは思いませんでした。
調べてみると、リーマンショックを含め、公開価格が上限で決まらなかったケースも含め、ブックビルディング制度が1997年秋に導入されて以来、翌98年からこれまで年初の案件が公開価格割れした例はないことから、ご祝儀相場とまでは言いませんが、やはりこの公募割れはインパクトが大きかったところであります。
そして、その次に上場となったセイファート<9213>は、公募価格1120円に対し、初値は▲8.03%1,030円の引受価格の呼値でありました。
こちらも事前の委託販売団の申込社数も73社あり、ここまで、売られることはないと判断しており、公募割れからの積極的な買いは続かないところであります。
ちなみにもしも、このまま株価の下落が続き、900円を割れ、800円近くとなると、上場廃止基準の価格にも抵触することから、さすがにはどこかのタイミングで株価維持やら上昇の対応をとってくると思っておりますから、そのような展開になった場合には、エントリーを考えております。
以上のように連敗スタートとなったIPOであり、この2銘柄で積極的に手堅くブックビルディングを勝ち得た方にはまさかの顛末となってしまいました。
しかしながら、このまま、連敗が続くことは考え難く、市況も継続的なパニック売りはなく地合いもやや落ち着きを取り戻しており、委託販売団の申込社数を見ても、ライトワークス<4267>は78社、エッジテクノロジー<4268>とCasy<9215>は73社と堅調であることから、今後の強いセカンダリー相場を期待しているところであります。
個人的には、いちよし証券主幹事のトリプルアイズ<5026>は200~300株獲得で50万円~100万円抜きが理想で、主幹事として割当75%超の361,800株がありますから、営業拠点数の50支店で割り返すと、1支店7,200株あることから、太客やらお付き合いをしっかりしている方なら獲得できる株数とも言える感じもしており、新規顧客配分やそれなりに預けやお付き合いをしているにも関わらず一度も当選していない方にもチャンスがある株数と思っております。
ーJACK
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