日本株上昇トレンド転換か?【西村剛】



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30日の日経平均株価は225円安も、配当落ち分が約235円あったことで実質的にはプラスで終了となりました。

配当落ちで日本株のトレンドも再度下落トレンドに入る可能性も危惧していたのですが、底堅い展開となり、日経平均株価も28000円の大台を維持しました。

ロシアとウクライナの停戦協議に対しての期待感から、原油価格が下落し、米国においてもインフレ懸念が和らいだことによって米国株も再度上昇の気配を見せています。

もちろん、ロシアとウクライナの停戦協議が物別れし、最悪のシナリオは残っているのですが、今の株式市場はやや楽観的な雰囲気に変わったかもしれません。

また過去の株価データでは、

3月末から4月第一週にかけては株価が上がりやすい

というアノマリーもあります。過去の3月末から4月第1週目までの株価の傾向を見てみると、、、

 勝率: 61.76 %
 平均損益(率): 2.19 %
 平均利益(率): 5.54 %
 平均損失(率): -3.16 %
 プロフィットファクター: 2.830

と株価が上がりやすい傾向が見られます。

4月第一週は機関投資家のポートフォリオ変更等で株式市場に資金が流入しやすくなっており、今年に関しても底堅い展開になるのではと期待しているのです。

今年はオミクロン型の感染拡大やロシアとウクライナの戦争など波乱の相場となりましたが、ようやく少し相場も落ち着くかもしれません。

いずれにせよ

・ロシアとウクライナの最悪のシナリオが起こったときの暴落にどう対処するか?

・ロシアとウクライナの停戦協議が成立し株価が急騰したときにどう対処するか?

は今のうちにしっかりと考えておきましょう。今考えておかないとどちらが起こっても対処は難しいかもしれませんので。しっかり事前準備しておきましょうね。

 

ー西村剛

 

3/30 西村剛のYouTube【日経平均分析チャンネル】

30日の日経平均は-225円安の反落となりました。
しかし、配当落ち分の約236円安を加味すると、小幅高となっております。

外為市場でドル安/円高が進んだことを嫌気して輸出関連株を中心に売り優勢に転じ、全体的に伸び悩む動きとなりました。
しかし、日本株は底堅い動きが見られます。今後の動きはどうなる・・・?
▼Youtubeで詳しく解説しています▼


※動画が見られない方はコチラから↓
【5分解説】日経平均-225円📉☔配当落ちで下落トレンドに転換😣❓(3/30)

 

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。