日本株連休前の急落に注意【西村剛】



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25日の日経平均株価は約1.9%下落、マザーズ指数は1.2%下落と雲行きが怪しくなってきました・・・

日本株下落の背景にあるのは

・米国の金融引き締めによる景気減速懸念
・ゴールデンウィーク前のリスク回避的な売り

この2つだと考えています。

米国株が金融引き締めによる景気減速懸念により下落するなか、日本株だけが上がっていくシナリオは難しく、しばらくは軟調な展開が予想されます。

特に今週に関してはゴールデンウィーク前ということで、積極的に株を買う投資家が少なくなりそうです。

ですので売買代金は少なくなり、ちょっとした悪材料で株価が急落するリスクが高まる週となるのではないかと考えています。

また連休明けには企業の決算発表がピークを迎えます。

今年に関しては円安、資源高、インフレなど、企業経営に大きく影響を与えるような情況になっており、2023年3月期予想は大企業ほど保守的な数字を出してきそうです。そのため

株を買うのは決算発表が終わってからでもよい

と思っている投資家も多く、少なくともここから5月中旬までは今のようなパッとしない相場が続くのではないかと考えています。

今のようなパッとしない相場では、トレードで利益をあげるのが難しい相場でしょう。

システムトレードにおいてもシグナルがほとんど点灯しない状況です。

ただそれは言い換えるならば、

・株を買うタイミングではない

というシグナルでもあります。今はあせらず次のチャンスに備えて虎視眈々と準備しておく局面でしょう。

今は無理せず、次のチャンスに向けしっかりと準備しておきましょうね。

 

ー西村剛

 

 

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。

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