買うのがちょっと早い場合の対処法【西村剛】



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日本株はここ数ヶ月、上昇すれば売られ、
下落すれば買われるといったレンジ相場が続いております。

こういったときにトレードすると・・・

「なぜだか自分が買うと株価が下がる・・・」

こう感じることはないでしょうか。

もし上記の悩みに心当たりがある方は、

過去の株式市場のデータを参考にしてみましょう。

過去の株価を参考にすれば、

「なぜだか自分が買うと株価が下がる・・・」と思うケースが少なくなるかもしれません。

本日は過去の株価を検証しながら、その対処法をお伝えします。

株を買ったら株価が下がると感じた時の対処法のひとつが、

【買うタイミングをずらす】

です。

例えば成行で買っていたのを指値に変えたり、買う日を1日ずらしてみたりすることで改善される場合もあります

ちょっと買うタイミングをずらすだけでパフォーマンスも変わってきます。

数字で確認するために簡単に検証してみました。

例えば・・・

【終値が前日比で0.1%以上下落の場合】

当日引け成りで買い、翌日の寄付きで決済

の場合の検証結果です。

 勝率: 49.04
 勝ち数: 67,230 回
 負け数: 69,874 回
 引き分け数: 26,253 回

 平均損益(円): -51 円  平均損益(率): -0.03
 平均利益(円): 2,344 円  平均利益(率): 1.17 %
 平均損失(円): -2,373 円  平均損失(率): -1.19 %

 PF: 0.950
 平均保持日数: 1.52 日

この検証結果は2022年1月から5月までの検証結果なのですが、結果を見ると

勝率も50%を下回り平均損益率も-0.03%となり特段有利な条件とは思えない結果となりました。

 

そこで、次に仕掛けと手仕舞いのタイミングを少しずらして検証を行ってみました。

【終値が前日比で0.1%以上下落の場合】

翌日成行で買い、その日の引け成りで決済

の場合の検証結果です。
 勝率: 50.01
 勝ち数: 75,989 回
 負け数: 75,952 回
 引き分け数: 8,175 回

 平均損益(円): 67 円  平均損益(率): 0.03
 平均利益(円): 3,218 円  平均利益(率): 1.61 %
 平均損失(円): -3,079 円  平均損失(率): -1.54 %

 合計損益(円): 10,675,514 円  合計損益(率): 5,337.67 %
 合計利益(円): 244,508,063 円  合計利益(率): 122,272.56 %
 合計損失(円): -233,832,549 円  合計損失(率): -116,934.88 %

 PF: 1.046
 平均保持日数: 0.01 日

最初の検証結果は1泊2日タイプで、2つ目はデイトレタイプとタイプは異なるのですが

勝率は約50%、平均損益も0.03%と一応プラスとなりました。

特に3月以降は資産曲線が右肩上がりになっており、3月以降はそれなりに有効だと思えます。

この結果から直近の傾向としては・・・

株が下がったその日の引けで買うよりは、翌日の寄り付きで買ったほうが有利

かもしれません。

今回はざっくりとした検証ですのでシステムトレードでそのまま使うことはもちろんできませんが、

ちょっとした買いのタイミングの違いでこれくらい結果は変わってきます。

トレードしていて

何かがちょっと違う・・・

と感じたらもしかするとエントリーしているタイミングがずれているのかもしれません。

ぜひ一度チェックしてみて下さい。

 

 

ー西村剛

 

5/24 西村剛のYouTube【日経平均分析チャンネル】

24日の日経平均は-253円安の3営業日ぶり反落となりました。
日本株は上昇したら売られ、下落したら買われるといったレンジ相場が続いております。

日本株はここから買っても大丈夫・・・?
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【5分解説】日経平均-253円📉☔しばらくレンジ相場か🤔❓(5/24)

 

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。