上昇トレンドの転換に注意【西村剛】

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日本株の好調が続いています。

日経平均は一時2万8389円と、取引時間中としては1月18日以来約5カ月ぶりの水準まで上げました。

日本株はまだまだ上昇していくのでしょうか？

それとも一旦は調整局面に入り、株価は急落してしまうのでしょうか？

私の考察をぜひ、あなたの投資戦略に取り入れていただければと思います。

日本株を買いそびれたと思う方はぜひご一読ください。

足元、日本株が好調な理由は、

・米国株が持ち直したこと

・為替が円安に進んだこと

が背景となり、海外投資家の日本株買いが進んでいるからです。

6月第一週の投資主体者別売買動向を見ても、海外投資家が6241億円の買い越しとなっており、

今の日本株の上昇要因は

【海外投資家が日本株を買っているから】

と言えるでしょう。

一方、個人や信託銀行は売り越しとなっており、今の日本株の構図は

外国人（買い）VS　個人・信託銀行（売り）

といったところでしょうか。

外国人投資家が日本株を買うなか、個人や信託銀行が日本株に戻り売りを浴びせている状況なのですが、

個人や信託銀行の戻り売りがある程度こなし終わると、日本株のもう一段高が期待できそうです。

ただ、本日10日以降はトレンドが変わるかもしれませんので注意が必要です。

というのも・・・

本日10日はSQ決済日だからです。

ですので、10日でいったん当該月限の先物、オプションが精算されます。

そのため相場がリセットされ、新しいトレンドが生まれやすくなるのです。

今のところ、円安やコロナ収束により、外国人投資家による日本株の見直し買いが続いています。

この流れはもうしばらく続くと期待していますが、ちょうど10日はトレンドが変わりやすい日でもあるため、少し警戒しておいたほうがよいでしょう。

逆に次週以降も今の流れが続くようであれば、日本株のもう一段の上昇も期待できそうです。

そういう意味においても10日、週明けの日本株は新しいトレンドの始まりになるかもしれません。しっかり注目しておきましょう。

ー西村剛

6/9　西村剛のYouTube【日経平均分析チャンネル】

9日の日経平均は＋12円高の5営業日続伸となりました。
午後に日経平均は一時2万8389円と、取引時間中としては1月18日以来約5カ月ぶりの水準まで上昇しました。

円相場は一時1ドル=134円台まで円安が進み、日本株はまだまだ上昇していくのでしょうか・・・？
▼Youtubeで詳しく解説しています▼

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 （過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある） システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。

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