目先の天井をつけた可能性アリ【西村剛】

2022.06.29

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日経平均株価が27000円を回復してきました。

今日本株が上昇している要因は、

・売られ過ぎの反動

でしょう。

米国の金利引き上げを機に米国株、日本株が大きく下落、下落幅が大きかったので・・・

「さすがに売られ過ぎだろう・・・」

と買い戻された結果が今の株価上昇だと思われます。

今回の株価上昇は「需給要因」です。

｢株を売りたい投資家が売った結果、株価が暴落し、もう売りたい人がいなくなったためにいったん株が買われた」

簡単に言えばこのような流れで日経平均株価は27000円を回復したのだと考えています。

このように「需給要因」で株価が上昇した場合、買いたい人が買い終わった段階で株価上昇終了となります。

今回の下落では日経平均株価は25500円まで下落し、そこから1500円上昇してきました。

底値圏で買った投資家がそろそろ売りたくなる水準ではないでしょうか。

現状の金融引き締め局面では、今のように「需給要因」で株価が動くことが続きそうです。

株価は需給で上げ下げを繰り返していきながらボックス圏で推移しそうです。

このように考えると日経平均27000円はボックス圏の上限になるかもしれません。

システムトレードでもちょうど逆張りでエントリーした銘柄のほぼ全てが手仕舞いとなりました。

ここから先は戻り売りに備えておきましょう。

 

ー西村剛

 

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 （過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある） システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。