未来予測【Korosuke】

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korosukeです。

未来は予測することができるのか？

これは誰もが知りたいことだと思いますが、未来を数式で予測するという記事を見かけて読みました。

簡単に説明すると、過去から現時点までの動きを表している株価チャートがあるとします。

例えば、そのチャートを滑らかにした移動平均線を使ってその傾きからトレンドの方向を探るとします。

過去から現在までの動きをもとに計算した傾きが今後も続くものとして未来を予測する
ということが数式でできる未来予測ですが、これには時間の概念を注意して見ないといけません。

つまり、今後も今のトレンドが続くとしたら、時間が短い未来ほど精度が高く
当たりますが、遠くなる未来ほどその間にいろいろな要因が起きて変動する可能性が
あるため、難しいということになります。

考えてみれば当たり前のことですが、今この文章を読んでいるあなたが、
1秒後何をしているかと考えたときに、1秒後も読んでいる可能性は高いと思いますが、
1週間後の今何しているかを予想するのは難しい、ということになります。

1週間経つ間にこの文章を読むこと以外にもいろいろやることがあるでしょうから、
単純に現時点の情報だけで遠い1週間先のことを予測することは難しいでしょう。

相場を見ていると、将来株価は上がるのか、下がるのか、というのは当然考えることだと思います。

この「将来」という時間軸が、人によって異なり、数年先まで見ている長期トレーダーから、
今日一日、1時間後、数分後までしか見ない短期トレーダーまでいろいろです。

長期目線で見て、それで利益を出すのがうまい人ももちろんいますが、私はどうしてもこれまでの相場を経験してきて、
ライブドアショックやリーマンショックのようなことが1年以上前からくることを予測することは難しいと思ってしまいます。

1年後の株価がどうなるかと聞かれても正直いろいろなことが起こる可能性がありすぎてわからないとしか言えません。

そのような先のことが予測できないと相場で勝てない、と思っている人も多いようですが、そんなことは誰にも分らないですし、必要ではありません。

先になればなるほど不確定でわからないことが多くなってくるため、長く保有することはリスクを増やしていくと考えてしまいます。

できるだけ長く株を保有したくなく、できるだけ短期間だけの保有にして、
未知のリスクを減らしていくことの方が先の未来を予測することよりもはるかに
重要だと思います。

保有期間を短く、短くしていって検証を続けた結果、最終的にはデイトレのように
持越しをせず、一日の中で売買を完結させるトレードが自分には合っているとわかり、
現在もデイトレを行っています。

デイトレは取れる利益が小さい、と思う人もいると思いますが、
それは保有期間が短いためで、逆に、保有期間が短いことで、逆にいったとしても
損失が少ないというメリットもあります。

少し先の未来だけを考え、未知の変動を少なくし、コツコツと利益を積み上げるようなトレードが合っていると思う人はデイトレ戦略が向いているかもしれません。

ーKorosuke

現役システムトレーダー。売りと買いを組み合わせたデイトレード戦略に特化した独自のスタイルを確立し、安定的に利益を得ている。セミナー講師も務めており、いずれも好評。著書：暴落を上昇エネルギーに変える V字回復狙いの短期システムトレード (現代の錬金術師シリーズ)　出版社 : パンローリング

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