裁量トレードの成績を安定させる方法【西村剛】



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あるデータでは、個人投資家の人口1470万人のうち、約95%が裁量トレーダーだと言われています。

裁量トレードとは、自分の感情や勘をベースにトレードするスタイルで、市場の動きや板の情報などを見て、

「今が買いだー!」

「今が売りだー!」

とトレードするスタイルです。

株やFXなど、ほとんどの個人投資家が裁量トレードを中心に行なっているのですが、裁量トレードにはある弱点があります。その弱点とは・・・

【再現性が低くトレードの成績が相場に左右されやすい】

ということです。裁量トレードは何を買っても上がるような上げ相場だと確かに有効でしょう。しかしながら上げ相場から下落相場に転じるタイミングや下げ相場ではなかなか利益を上げるのが難しいでしょう。

というのも、裁量トレードは勘や感情に依存するトレード手法であり、相場のトレンドが変わったとしても、その動きに合わせて勘や感情を対応させるのが難しいからです。

これまでの上げ相場で利益を上げていた手法が下げ相場では通用しにくくなります。

しかしながら裁量トレードしているひとからすると、上げ相場での利益をあげていたときの印象が強く残り、いざ下げ相場になったとしても、上げ相場でうまくいっていた手法を繰り返してしまうからです。

このように勘や感情に基づいてトレードする裁量トレードは、上げ相場では勝ちやすいものの下げ相場に入ったとたんに大きな損失を出してしまいます。

この裁量トレードの弱点をおぎなうのが、統計データです。

過去の上げ相場や下げ相場で・・・

●有効なテクニカル指標はどれなのか?

●移動平均線からどの程度乖離するとリバウンドしやすいのか?

●最適な指値の位置はどのあたりなのか?

など、これらの統計データをあらかじめ分析しておけば、勘や感情のトレードに加え、統計データという数字の根拠が手に入ることになります。

その結果、相場に左右されやすかったトレードの成績のブレが少なくなってくるのです。

最近、裁量トレーダーの方からシステムトレードについて質問が来ることが増えてきたのは、

裁量トレードにシステムトレード(統計データ)を加えるメリット

について認知度が上がってきたからなのかもしれませんね。

簡単な検証だけでも裁量トレードに役立つと思いますよ。

システムトレードの達人を使ってぜひ一度確認してみて下さいね。

追伸

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ー西村剛

 

 

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19日の日経平均は+173円高の4日続伸となりました。
連休中の米国株の上昇が好感されたようです。

ここから2万7000円を超えて上昇していくのでしょうか、それとも・・・
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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。