日経平均株価2.9%下落、、、



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From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、

 

日経平均株価が下落しています。

12月末の16,291円31銭から
昨日7日の終値15,814円37銭まで

「476円」の下落…

つまり約2.9%下落しています。

 

でも、、、
これ「間違い」です。

はい、はっきり言いましょう。
これは「間違い」です。

もう一度、言っておきましょうか…
これは「間違い」です(笑)

 

さ~、ここまで念を押しておきましたので、
あなたの心の準備は、もう大丈夫でしょう。

 

おそくら、今のあなたは
この年初からの「波乱?」とも言える展開に、
驚いてしまったり、心配になってしまったりしているのではないでしょうか。

 

そこで、今日は今の株式市場について
解説したいと思います。

これをお聞きいただくと、
「間違い」というのが、分かると思いますよ。

 

これは、多くの人が勘違い?というより
メディアがいけないのか分かりませんが、、、
「日経平均株価の下落=日本株の下落」と捉えてしまいます。

 

だから、今回の場合で言えば、
「日経平均株価が大きく下がった・・・
わ~、これで日本株は大きく下がった・・・」
というのは、大きな勘違いなのです。

 

だって、考えてみてください。

日経平均株価は、数千とある上場企業の株価から、
たった200社程度の企業の株価を選び、その平均です。

どうですか?

それを、日本株の平均と取るのは、ちょっと乱暴だと思いませんか?

ですよね、
冷静に考えると、ちょっとおかしいですよね。

ただ、もちろん一つの指標ですので、
材料であることは間違いありません。

でも、取り方を間違えると、
意味もなく精神的ダメージを受けるので、気を付けないといけないということです。

だから、ここでキチンと確認したいのが、
日経平均株価の対象企業数よりも、企業数が多い

「TOPIX」です。

TOPIXは、東証上場全銘柄の値動きを表しています。
こちらのほうが、日本株全体の動きに近い内容が読み取れるのです。

では、そのTOPIXの動きを見てみましょう。

 

確認したところ、
TOPIXは「1.4%」の下落にすみませんでした。

日経平均株価の約2.9%に比べると、半分以下です。
そうです、だから「間違い」だと何度も言ったのですね。

しかも、日経平均株価もよ~く見てみると分かるのですが、

今回は、年初から「6.7%下落」している
「9983 ファーストリテイリング」が、この下落の原因だと考えられます。

つまり、日経平均株価の中でも、
全体が下がっているのではなく、特定銘柄だけが大きく下げているということなのです。

 

だからこそ、

私は、この下落に「何が起きたんだ!どうした!」などと
慌てることはないのです。

また、念のために二大投資家の一人「外国人投資家」の動きを
「外資系寄付前動向」で確認してみましょう。

http://www.traders.co.jp/domestic_stocks/domestic_market/foreign_funding/foreign_funding.asp
(『外資系動向:日本株 – トレーダーズ・ウェブ(株式情報、FX情報)』より引用)

 

確認すると、6日、7日ともに買い越しです。
依然として、外国人投資家は日本株を買っています。

 

そして、もう一人の「個人投資家」の動きも確認してみましょう。

これに関しては、その動向を端的に表す
東証マザーズ指数を使います。

確認すると、年初から「0.5%」の下落ということが分かりました。
ということは、個人投資家も買いで、強気のスタンスを保っているということです。

 

ここから分かることは、

現在の日本の株式市場は、日本株の二大投資家が買い基調であるので、
この下落は、押し目買いの絶好のチャンスである可能性が高い

ということです。

 

いかがですか?

こうやって、冷静に見てみると、
感情に流されては分からない現実が見えてきますよね。
だからこそ、今は「押し目買い」のチャンスだということが分かりました。

 

もちろん、システムトレーダーのあなたは、
シグナル通りに、売買するだけですので、あまり関係ない話かもしれません。

 

でも、裁量トレードをしている人にとっては、
こういった分析結果が、あなたの利益を左右することでしょう。

 

感情に流されれば、昨日の下落は、
あなたの「危機感」をあおるだけでしょう。

でも、システムトレーダーのように感情に流されなければ、、、

これは利益を掴むチャンスになるのではないでしょうか?

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。