時代は変わる【Korosuke】

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korosukeです。

私はかなり古くからの競馬ファンですが、今はG1レースの真っただ中で毎週観ています。

気持ち程度馬券を買ったりはしますが、当然のことながら競馬は期待値から長期的にはマイナスになることはわかっているので、あくまで遊び程度に割り切ってやっています。

この秋のG1の成績は1勝5敗です、、、、、（泣）

唯一当たったのが天皇賞でしたが、これは当たったことよりもレース自体が見ごたえがあって、間違いなく今年一番の神レースだったと思います。

レースでは、パンサラッサという馬が大きく逃げてハイペースでレースを引っ張りました。後続の馬を大きく引き離して単独で突っ走って最後の直線に入っても大きくリードしたまま独走状態でした。

しかし、最後の200mで猛烈に追い込んできたイクイノックスという馬にわずかの差で差し切られてしまいました。

この大逃げする馬と強烈な追い込みにかける馬の、両極端の接戦が見れて最後の最後まで見ごたえがありました。

この追い込みにかけてイクイノックスの単勝は当たりましたが、大逃げして2着に粘ったパンサラッサの方がむしろよく頑張って見せ場も作ってすごい良い競馬をしたと思いました。

この走りを見て、競馬ファンの方ならわかるかもしれませんが、20年以上前にサイレンススズカという同じようにハイペースで大逃げする馬がいました。

スタートから全力で飛ばして大きく逃げたまま圧勝する走りに、これは歴代最強の馬だと思いました。

しかし、24年前の同じ天皇賞に圧倒的一番人気（単勝1.2倍）で出走して、いつものようにハイペースで大逃げしていきましたが、最後のコーナー手前で足が故障してしまい、レース後安楽死となってしまいました。

あのまま何事もなく走っていたら逃げたまま圧勝しただろう、とそれ以降もこの馬が最強とずっと思っていました。

今年の天皇賞で逃げたパンサラッサがそのときのサイレンススズカと同じタイムで1000mを通過して逃げたことで、あの時あのまま無事に走っていたらこうなったのだろうという夢の続きを見せてくれたように感じました。

そして、そのような24年間止まっていた時計を動かした走りを、まだ3歳という新しい世代の馬が差し切って勝ったというところに、過去から新しい時代に変わったような思いがして、ロマンを感じました。

時代は常に変化していて、過去の栄光もいつかは終わり、新しい時代が来るというのを見せてくれた名レースでした。

相場も常に変化しているので、過去に良かったストラテジーも時がたつにつれて相場にフィットしなくなってくることがよくあると思います。

これは、仕方のないことで相場の方も日々変化を続けアルゴなどの新しい手法が入って進化しているので、過去によかったものでもいつか相場にフィットしなくなるときが出てくるのは仕方のないことだと思います。

そのため、直近までの結果でバックテストをして、最近の相場を取り込んでアップデートしていくことが必要になります。

今実運用しているストラテジーを動かしつつ、日々直近の動きを取り込みながらバックテストを行い、新しいストラテジー作りも並行して行っていきましょう。

ーKorosuke

現役システムトレーダー。売りと買いを組み合わせたデイトレード戦略に特化した独自のスタイルを確立し、安定的に利益を得ている。セミナー講師も務めており、いずれも好評。著書：暴落を上昇エネルギーに変える V字回復狙いの短期システムトレード (現代の錬金術師シリーズ)　出版社 : パンローリング

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