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12月中旬まで日経平均は2万8000円台の攻防をしておりましたが、
現在は2万6000円台をキープするといった株価の荒い展開となっております。
株価の下落が続き、ポジションを解消してしまった投資家も多いのではないでしょうか。
しかし、この年末に株を買わないのは、機会損失になるかもしれません。
本日は、2023年の相場を占うためにも2022年最終週の相場の展望を解説いたします。
2022年も残すところあと4営業日となりました。
残り4営業日なのですが、この4営業日が非常に重要です。
実は12月最終週は過去の統計データでは
1年で最も株価があがりやすい
といったアノマリー(法則)があります。
実際過去の統計データをみると東証1部では・・・
勝率: 66.14 %
平均損益(円): 3,222 円 平均損益(率): 1.61 %
プロフィットファクター: 3.770
旧マザーズ、ジャスダックでは・・・
勝率: 68.52 %
平均損益(円): 10,922 円 平均損益(率): 5.46 %
プロフィットファクター: 3.759
とかなり株価が上がりやすい傾向が見られます。
12月前半から中旬にかけては節税対策の売りやIPOラッシュに伴う換金売りが出やすいため、株価は弱い展開になりやすいのですが、ある程度それらが終わり12月最終週になると需給が改善され株価が上がりやすい傾向にあるからです。
このように12月最終週は株価が上がりやすい傾向があるため、今年もそうなると期待しているのですが、逆に下がるようであれば2023年はかなり厳しい年になるかもしれません。
というのも、今の株式市場のテーマは「インフレと金利高に伴う景気悪化懸念」です。株価は半年先を織り込むと言われています。需給が良好な12月最終週まで株価が下がるようであれば・・・半年後の景気がかなり悪い可能性があります。
おそらくそのような事態は避けられると考えていますが、ここで株価が下がるようならば早めに下落相場対策が必要かもしれません。
目先の株価が上がった!下がった!に目を奪われがちですが、半年後をにらんで今の株価をみることも大切です。2023年の相場を占うためにも2022年最終週の相場に注目してみましょう。
ー西村剛
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