1月のIPO 当選確率は0.87%?【JACK】



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今年もシステムトレーダーの方もIPOのブックビルディングの申込や初値後の上昇を見込んだセカンダリー投資においては、別腹として参加する方も多々いらっしゃると思っております。

そのような中、私の記憶では、1月のテクノロジーズは、6年前のシャノン以来、その前となるとさらに17年前のエスティックまで遡るところになります。ちなみにそのシャノンの初値は、売り出しの無しの公募1500枚のプラチナチケットかつ吸収規模も3億円以下ということもあり、公開価格1,500円を約4.2倍上回る6,310円の初値をつけました。ちなみにこの時の主幹事も東洋証券でありました。

また、エスティックも公開価格35万円に対し、初値は約2.5倍上回る89万円とこちらも一撃で50万近い利益となる凄まじいパフォーマンスとなったところであります。

となると、今回のテクノロジーズも1月上場としては、久々となり、公開規模も小さく、業績も堅調ということから、昨年のRecovery Internationalのような公開価格割れは考え難く、初値が高騰となる可能性は極めて高いものになると考えております。

シェアの83%の581,000株を占める東洋証券においては、ネット申込はなく、全て店頭に捌くことから、32支店で割り返すと100株で181人あることから、新たに店頭口座開設に走ったかたも多いと思いますが、聞くところによると、現在はIPO目当ての口座開設者が殺到しており、受付停止やら予約から始めるということから、場合によっては、ブックビルディングには間に合わないかもしれません。

では、既に東洋証券に口座を開設していれば、チャンスがあるのかというところについては、実際に「配分の機会を公平に提供するため、原則として一定割合について抽選により配分先を決定いたします。」と東洋証券のHPには記載されておりますが、シャノンの時についてはその抽選割合が11.8%となっていることから、抽選割当は原則、全て100株配分となりますから当選者は581人、支店で割り返すと18人となるところであります。

しかしながら、東洋証券の店頭口座数は2022年3月期で約11万口座、支店で割り返すと3,437口座、そのうち低く見積もっても半数の方がブックビルディングをしたら、約1,700人となりますから、抽選当選確率は1.05%、6割の方がブックビルディングをしたら、0.87%となりますので、限りなく当選確率が低いことはわかると思います。

一方、王道の裁量配分においては、それなりの新規のお付き合いや預けを入れれば手堅く当選確率は上がりますが、このような主幹事IPOは、年に1度くらいしかチャンスがありませんので、資金拘束やお付き合いの金融商品のリスクを考えると、100株の配分では、到底、50万以上の利益は難しいことから、遡上には乗らない話になろうかと思っております。

 

ーJACK

 

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JACK

現役トレーダー。IPO投資や不動産投資を得意とする現役トレーダー。独自の視点による投資判断や、確実に獲得できる利益を見逃さない姿勢は、システムトレーダーも必見。

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