偉人から学ぶ投資の本質【Korosuke】



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korosukeです。

最近読んでいた記事の中で、面白いものがありました。

私は知らなかったのですが、数学、物理学者であまりにも有名な天才ニュートンは、
実は株への投資も積極的に行っていたようです。

数学や物理の優れた知識を使って、投資でも大きく利益を上げていただろうと
思うかもしれませんが、意外にも4億近くの損失を出して大負けしていたそうです。

なぜ、そこまで大きな損失を出してしまったのでしょうか?

ニュートンは南海会社という株式を買い、この会社が暴騰していく中で大きく利益を上げていました。

上がったところで一旦利益を確定しましたが、その後も株価は上昇し続けたため、
「利食いが早かった、まだ上がる」と思って再度買い直しました。

ところが、そこがまさにバブル相場で上昇した株価の天井となり、
高値つかみをしてしまい、そこから株価が急落してしまいました。

しかし、その下がっていく中でさらにナンピンして買い増しをし、
損失を拡大させてしまい、最終的に大きい損切をすることになります。

天才でもこのように大きくやられてしまうというところが相場の怖いところですが、
ニュートンは損切りした後に「人々の狂った行動は計算できない」と言ったそうです。

私は、この言葉が相場の本質を表していると思いました。

どんなにファンダメンタルや業績がいい銘柄で、今後株価が上昇すると予測できたとしても、
最終的にそれを買う人が多ければ上がり、売る人が多ければ下がる、というだけです。

景気が良くなり、業績が良くなるから株価が上がるというのは、
一見正しいことではありますが、それは間接的な理由で、直接的には買う人が
売る人よりも多かったから上がったという需給関係で値動きは決まります。

 

これは推測ですが、ニュートンはその会社のファンダメンタルから理論株価を計算して
投資しており、買い手と売り手の需給関係をあまり重視していなかったのではないかと思います。

急落している中でナンピンしていったことからも、売り手が買い手より圧倒的に多い中で
買いを入れているのですから、基本的には下がりやすい流れにある中で逆張りしていることになります。

 

逆張り、ナンピンは一歩間違えると大きな損失を出してしまうため、
資金管理とロスカットを必ず入れないとこのような結果になってしまいます。

下がっていく中で、理論株価が正しく、理論株価よりも下がった分割安に買えると思って、
ロスカットするよりナンピンを選んでしまったのではないかと思います。

結局のところ、株価は理論で決まるのではなく、買い手と売り手の需給で
決まるものだということが本質であり、いつの時代も不変の原理だと思います。

ニュートンのような天才でも相場では大失敗するのですから、
ほとんどのとトレーダーが同じような失敗をしていることでしょう。

偉大なる先人の失敗から教訓を学び、今後のトレードの参考にしていきましょう。

 

ーKorosuke

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korosuke

現役システムトレーダー。売りと買いを組み合わせたデイトレード戦略に特化した独自のスタイルを確立し、安定的に利益を得ている。セミナー講師も務めており、いずれも好評。 著書:暴落を上昇エネルギーに変える V字回復狙いの短期システムトレード (現代の錬金術師シリーズ) 出版社 : パンローリング

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