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korosukeです。
トレードを始めてある程度経験を積んでいくと、知識が増えていき、テクニカル、ファンダメンタル、など色々な観点から相場がどの方向動くのかを考え、トレードするかと思います。
こういう高値を抜けたところで買い、大きく下落してリバウンド狙いの買い、などチャートのパターンからエントリーポイントを見つけたり、四季報から業績を見て、割安な銘柄を長期で保有するなど、いろいろな観点で調べてトレードすることでしょう。
これだけでももちろん、突き詰めていけば勝ちやすいパターンを見つけていくことはできると思います。
しかし、それでもなかなかうまくいかない、何か足りないものはないか、と行き詰ったときには、何か新しい指標がないかと探したくなるかと思います。
そのような時に、少し違た観点から参考になる指標を考えてみたいと思います。
テクニカルやファンダメンタルのさらに細かいところを突き詰めていくと、全体が見えなくなってしまいがちですが、相場の基本は買い手と売り手がいて、当たり前の話ですが、株価がどちらかに動いたときに、買い手がプラスになれば、その分売り手がマイナスになります。
そんなことが何の役に立つか、と思うでしょうが、これが相場の基本でもあり、最も重要なところです。
市場を一つのカジノの店として考えてみましょう。
カジノに参加しているプレイヤーを大きく分けると個人投資家と大口の機関投資家がいます。
このカジノ店と個人投資家、大口機関投資家の3つの間でお金が動くことになります。
この2つのプレイヤーがカジノの店で、例えばルーレットゲームをするとしましょう。
個人投資家と機関投資家が両方とも勝ってプラスになるとき、カジノ側がそのお金を出していることになるので、マイナスになります。
しかし、その状態が続くとカジノ店は潰れてしまいますが、実際にそのようにカジノがつぶれるということは聞いたことがありません。
つまり、カジノ店が続いているということは、少なくともプラマイゼロか、プラスが続いているということになりますが、その場合そのお金はどこから出てくるか、というと、プレイヤーがマイナスになった分から出ています。
今、市場(=カジノ店)は健全であるという前提で、カジノ店はプラスにはならずプラマイゼロであるとします。
そうなると、お金の流れはプレイヤーの中だけで行われます。
つまり、個人投資家と機関投資家の間でお金が移動している状態になります。
この時勝っている側と、負けている側がどちらか必ず発生しているわけですが、マクロ的に見ると勝つ側は機関投資家、負ける側は個人投資家になります。(ミクロで見れば個人でも少数ですが勝っている人もいます)
つまり、マクロ的には、個人投資家の多数は負けることになり、そのマイナス分が機関投資家、あるいは、勝ち組の個人投資家に流れているというのが大きな構図です。
つまり、個人投資家=大衆の考えている方向と逆に相場は動くというのは偶然ではなく、必然的に起きていることなのです。
そのため、個人投資家の考えていることと逆の方に相場は動くというのを指標として組み入れると大きな相場の方向性を知るのに役立ちます。
定量的にこれを見るなら、「投資主体別売買動向」で検索してみると、いろいろなところに機関投資家(海外、国内)と個人の売買推移が見れますので、これと日経平均の株価の推移から相関性を見てみると、テクニカルやファンダメンタルだけでは見えない優位性が見えてくるかと思います。
新しい指標を探している時に参考にしてみてください。
ーKorosuke
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korosuke



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