日経平均3万超えのシナリオとは?【西村剛】



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日経平均が29000円を回復し、3万円超えが視野に入ってきました。
とはいえ、3万円に近づくにつれ利益確定の売りも出やすく、すんなりと3万円超えは難しいでしょう。

今のところメインシナリオとしては、5月~6月に日経平均3万円のワンタッチはあるかもしれませんが、そこが高値となり、その後は29000円前後で推移するのではないかと考えています。

とはいえ、予想通りに動かないのが株です。
予想外に株価が上がり日経平均が3万円を超えていくシナリオも考えておきましょう。

日経平均が3万円超えるための条件としては

1.米国株が堅調
2.円安が進む

この2つが挙げられます。

まず、米国株が堅調なことが第一条件です。今の日本株の上昇は外国人投資家の買いによって支えられています。外国人投資家の主戦場である米国株が堅調であれば、外国人投資家の日本株買いが続きそうです。逆に米国株が崩れると日本株も売られる可能性が高く、日経平均も下落に転じるでしょう。米国株が大きく上がらなくても堅調に推移することが重要です。

次に円安が進むことが第二条件です。為替については米国の金融政策次第といったところもありますが、1ドル=140円近くまで円安が進めば、電機、自動車といった日本株の主力銘柄の株価が大きく上昇するでしょう。そうなると日経平均株価も30000円を超えもう一段高も十分にあり得そうです。

今のところ、米国株は堅調、為替も緩やかに円安トレンドが継続しており、日経平均30000円超えの相場も可能性としては十分にあり得るでしょう。ぜひ今のうちにしっかりと上昇相場対策を行っておいてくださいね。

 

ー西村剛

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。