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日本株が下落しています。
日経平均は6月19日に33772円89銭の高値を付けた後、短期的な調整局面に入り32500円まで下落しています。ただ、この下落はそれほど長続きしないと考えています。なぜなら今日本株が下落している理由は・・・
短期的な需給の調整に過ぎない
からです。直近で日本株が下落している要因は2つあります。
ひとつめは・・・
・上げ過ぎた反動
です。
日本株は3月以降上昇トレンドに入り、日経平均は26600円から33700円まで約7000円上昇しました。
外国人投資家による日本株買いによってかなり急ピッチに上がったため、いったんの利益確定売りが出ています。
ただ、この利益確定売りもちょうど25日移動平均線まで日経平均が調整してきており過熱感もかなりやわらいできました。そろそろいったん終了してもおかしくはないでしょう。
ふたつめは・・・
・第一四半期末に向けて機関投資家のポートフォリオ調整売りが出ていること
です。
6月末は機関投資家にとって重要な第一四半期末です。3月末と比較し6月までに日本株はかなり上昇しました。
日本株が上昇したことで機関投資家のポートフォリオに占める日本株の割合が大きくなり、大きくなった分の株を売ってポートフォリオに占める日本株の比率を3月末と同等の水準にしようとしています。
足元の日本株の売りはこの機関投資家のポートフォリオ調整に伴う売りだと考えています。この流れは6月末にはいったん収束するはずで、日本株の調整も今週いっぱいが山場かなと考えています。
このように考えると、足元の日本株の調整は短期的な需給によるものであり、中長期のトレンドとしては上昇トレンドに変わりありません。ですので今の下落局面は中長期で見ると押し目買いのチャンスだと考えています。
上昇トレンドといっても一本調子で株価が上がるわけではありません。短期的な上下を繰り返しながら株価は上がっていく場合がほとんどです。
こういった流れをうまくとらえるためには勘や感覚に頼ったトレードではなく数字を根拠としたトレードが適しています。ちょうどシステムトレードにおいても押し目買いのシグナルが出始めました。システムトレーダーは慌てることなく淡々とシグナル通りトレードしていきましょうね。
ー西村剛
【株】株価のヨコヨコって買い時?売り時?ダブルスコープを例に解説!
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