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korosukeです。

前回もお話ししましたが、最近は日用品や食料品など、家の中での買い物関係は私が調べて週末に買い出しに行っています

ネットで周辺の店の広告をざっと見ると、どこで何が安く売られているか、今週はこの店がこれが買い時だ、などということが慣れるとすぐにわかってきます。

そして広告の中にクーポンのようなものがついていることが多いですが、そのクーポンはたいてい次の2つの種類があります。

1.●円引きと書かれているもの

2.●%OFFと書かれているもの

たとえば、1の場合1000円引きのクーポン、2の場合、30%OFFのクーポンがあったとします。

この場合、どちらのクーポンの方が得になるでしょうか?

正解は、買うものの値段がいくらかによって変わるため、これだけだと判断できない、ということになります。

1の場合、4000円のものを買った場合、1000円安くなるので実質25%OFFで買えることになり、この場合は2の30%OFFで買った方が得になります。

しかし、2000円のものを買った場合、1000円安くなるので実質50%OFFで買えることになり、この場合は2よりも1のクーポンを使った方が得になります。

1の場合は、大抵●円以上購入した場合に使用できる、というような条件が記載されているので、それを見て最大何%OFFになるのかがすぐに計算できるので、どちらがいいかはすぐに判断できます。

だとしたら、最初から●%OFFと書いてくれた方がいいのでは?と思うかもしれませんが、人によって%の比率に置き換えて考える人と、絶対的な金額を見て判断をする人がいて、後者の場合で考える人の方が多いからではないかと思います。(あくまで個人的な見解です)

それもあって、あえて1の場合のクーポンを出す方が客の食いつきがよく、場合によっては実質低い割引率で使ってくれる人が出てくるため、②の場合の●%OFFを使われるよりも、得するケースも発生することがあるから、ではないかと思います。

これはいろいろなところでも同じように使われているもので、トレードにおいても、100万円儲かった、10%儲かった、などと言う場合に、前者のように100万円儲かった、と言った方がすごいことのように聞こえ、10%儲かったといってもあまりインパクトがあるようには見えないかと思います。

SNSなどでは前者のケースが多く、いくら儲かったか、というような金額を直接出す人が多いように思いますが、単純に100万円儲かったとしても、それが1億円を使って出したものなのか、50万円を使って出したものなのかで意味合いが全然変わってきます。

気をつけないといけないのは、この金額を絶対的に重視したトレードをしてしまうと、必要以上にリスクの高いトレードをしてしまう場合が出てきます。

何としても100万円をプラスにしたい、と目標を持ちそれが強すぎると、元手50万円だとしたら、過剰にリスクを取ったトレードしていることになります。

そのため、あまり今年いくら儲かったか、というような金額を言い合って議論するのではなく、どのくらいの元手資金を使っていくら儲かったか、あるいは最初から●%儲かったという言い方で比較する方が重要だと思っていますが、多くの人はまだ絶対的な金額を気にしている人が多いように感じます。

システムトレードでは逆に年利●%というように%で見ることが多く、そのような投資元本に対してどのくらいリターンがあるか、という考え方に慣れているので良いことだと思います。

派手に金額いくら儲かったというようなことを強調する場合は逆に怪しいと思って、%に置き換えて損益を比較するようにしましょう。

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korosuke

現役システムトレーダー。売りと買いを組み合わせたデイトレード戦略に特化した独自のスタイルを確立し、安定的に利益を得ている。セミナー講師も務めており、いずれも好評。 著書:暴落を上昇エネルギーに変える V字回復狙いの短期システムトレード (現代の錬金術師シリーズ) 出版社 : パンローリング

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