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7月のIPOも12社の上場リリースがあり、既に上場したAeroEdge、ブリーチ、グリッドといったあたりも堅調な初値をつけております。
問題は残りの9社になりますが、少し初値が厳しいやら雲行きが怪しい銘柄もいくつかあります。
一つは、7月24日に上場が予定されているトライトになります。そもそも吸収金額が大きいというところもあり、いくら海外販売があるとはいえ、全国の委託販売団の申込社数はわずか36社というところも評価が厳しいことを物語っております。
また、主幹事からも必要な勧誘があることから、私の支店では捌くのには苦労している感があります。
もちろん、仮条件の大幅の引き下げと言う点で楽天銀行の再来期待もあるし、損して得取れあるいは、ここまでお世話になっているという観点でそれなりにブックに参加をしている方も私の周りでも多いところであり、私自身も少しは引き受けておりますので、著しい公募割れは避けて頂ければ嬉しい限りです。
次に現時点では、ホロスホールデェイングスが全国の委託販売団の申込社数が52社で、保険代理店というジャンルは人気がないところでしょうか。保険募集人を「将来設計士」と名付けての保険募集活動とのことですが、このあたりの内容も流行のチャットGPTの活用、あるはDXとの統合みたいなフレーズが入ればもっと物色されるのではないかと思ったりもします。
他の7月上場銘柄においては、全国の委託販売団の申込社数から鑑みると、フラーは73社、テクニスコは76社、エコナビスタは77社という結果になっておりますから、このあたりは堅調な初値がつくことを予想しております。
また、セカンダリーと言う観点では、個人的には非常に難しい相場になっていると感じております。比較的、リスクが小さい、著しい公募割れからのリバウンド狙いやスットプ高手前の指値注文というところもなかなかタイミングが合致しないパターンも多く、よく勝率が高いと言われている、即金明けを期待した14時台の買いも以前ほど強さを感じなく、結果が伴わないところであります。
このあたりは、そもそも初値予想自体もバブルを加味しているところもあるかと思いますが、誰もが驚いた予想初値を下回り、その後も下値を探る展開となっているブリーチの株価推移を見てもわかるように、ある程度のラインでロスカットをしっかりしていないと、いくらこの後、IPOの夏休み期間となることから、物色される可能性が高いという理由だけでホールドやら買い向かうスタンスだと、厳しいのではないかと思っております。
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