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裁量トレードで銘柄を選ぶ場合、直近で上がっている銘柄と直近で下がっている銘柄、どちらを買おうと思うでしょうか?
おそらく株初心者のほとんどが、直近で下がっている銘柄を買いたくなるのではないでしょうか。確かに株価が下がっている銘柄は昨日よりも今日のほうが安く買え、買えた時に「安く買えたー!」とお得感があるのかもしれません。
ただ、これが株上級者になると全くの逆で、直近で上がっている銘柄を買いたくなるのです。
直近で株価が上がっている銘柄は、昨日よりも今日のほうが株価が高くお得感はないのですが、どこまで上がるかわからない期待感はあるでしょう。また直近で上がっている銘柄は、含み損になりにくく比較的安心して保有しやすいという特徴もあります。
システムトレードにおいても初心者ほど株価が下がった銘柄を買い付ける逆張りを好み、上級者は株価が上がった銘柄を買い付ける順張りを好みます。
このように考えてみると
株初心者=直近で下がっている銘柄
株上級者=直近で上がっている銘柄
と初心者と上級者とで全く逆になります。株初心者の多くが、株で勝っている上級者の逆のことをやっているわけですから、初心者ほど株で負けやすいというのも納得です。
もしあなたが株で負け続けているなぁ・・・と思ったら、株価が上がっている銘柄を買いがちなのか、株価が下がっている銘柄を買いがちなのか確認してみましょう。
「株で勝ち続けるためには株価が上がっている銘柄を買う」
ぜひ頭の中に入れておいてくださいね。

西村 剛



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