なんだ、このハトは!



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ブログ用.2
From;田村祐一
東京の事務所より、、、

深夜1時。

まだ、数時間前のことです。

こんな声が聞こえました。

「確かに、データも重要。でも、最後はやっぱり精神力。」

と。

昨日の夜は、少しだけ夜更かしをしてしまいました。

何の番組かは分かりませんが、
つけっぱしにしていたテレビでは、

女子バレーボールの監督「眞鍋 政義」さんの特集でした。

ロンドンオリンピックで、銅メダルを獲得するという
素晴らしい結果を残した、あの監督です。

あなたもご存じかもしれませんが、
眞鍋監督は、データを重視したバレーボールを主にしています。

オリンピック当時も話題になりましたが、

iPad片手に、データを収集しながら指示を出したり、
コーチを完全分業制にするなど、異端児とも言える手法を取り入れていました。

私は、全く知らなかったのですが、
オリンピック本大会直前に、選手の背番号を入れ替えるという
奇策も行ったようですね。

これは、単純な話かもしれませんが、
相手チームにとっては、いやですよね。

私もバスケをやってましたので、分かりますが、
相手選手の顔よりも、背番号を覚えているものです。

しかも、海外の選手は、
日本人ほど、見分けがつかないので、
必然的に、背番号と顔を結びつけるでしょう。

だから、相手をかく乱するのによいそうですね。

さてさて、この眞鍋監督ですが、
何だか、色々と面白いエピソードがあるようですね。

同期の選手が、学生時代の思い出で、
「彼はずるがしこい」と言っていました。

どうやら、寮の自分の部屋のベランダに、
ハトが集まってきたようなのです。

すると、、、

普通の人であれば、

「なんだ、このハトは!」

と追い払うと思います。

私もそうすると思います。
きっと、あなたもそうしますよね?

でも・・・

眞鍋監督は違うのです。

ま~、何と言うか・・・

ハトの餌を用意し、先輩の部屋のベランダに置き、
そちらにハトが移動するようにしたようなのです。

う~ん、上下関係の強い体育会系の世界で
それをしてしまうこと自体がスゴイですが・・・

発想が素晴らしいですよね。

きっと、追い払っただけでは
再び来てしまうので、根本的に解決するために、
先輩の部屋のベランダに餌を置いたのでしょう。

飛躍しているかもしれませんが、
それが、バレーボールの監督につながっているのではないかと思うところです。

さてさて、その眞鍋監督ですが、

非常にデータを重視したバレーボールをします。

徹底的に相手だけでなく、身内も解析し、
選手の出しどころも、全て解析しているようです。

コートも、いくつか忘れましたけど、
少なくとも、50以上のマスに分けて解析していたような気がします。

ですから、指示の中には、

「これは確率が低いから、捨てろ」

というものがあったようです。

私はバレーボールが詳しくないので、分かりませんが、

アタックの方向ですか?

クロスと、その反対で、
相手選手が得意とするクロスを徹底的に守って、
クロスの反対側は捨てるという戦術なのです。

これについて、あなたはどう思いますか?

片方を捨てるという戦術です。

恐らく。。。

日本人の感覚であれば、片方を捨てるというのはないでしょう。

それこそ、根性論の世界で、
全て根性で拾いにいく。

それが多くの人の意見でしょう。

もちろん、選手も他なりません。

オリンピック選手ですので、
彼女たちの根性は並大抵のものではありません。

だからこそ、

「捨てるなんてありえない。根性で全て拾う。」

という反対意見がたくさん出たようです。

ですが、、、

眞鍋監督は、それを押し切り、
自分の信じる道を貫いたようです。

「データが全て」だと・・・。

しかし、とあるとき非常に迷ったことがあったようなのです。

それは、、、

重要な一戦と言われた中国戦の前のことです。

2人の選手のうち、どちらをスタメンにするか非常に迷ったのです。

1人の選手は、試合の出だしがあまりよくないことがデータで分かっていました。
ですから、データから見る起用法は、途中交代です。
しかし、この大会、非常に好調でスタメンとしても起用されていました。

もう1人の選手も、調子が良く、
データから見ても、スタメンが良い選手でした。

つまり、この2人の違いは、
スタメン向きか、それとも途中交代向きかだけだったのです。

しかし、気持ちの上では、
前者の選手の方が、好調だったので、そちらをスタメンに起用したかったのです。

でも、、、データが違う結果を示しているのです。

かといって、そのデータも大幅に違うというのではないので、
言ってしまえば、誤差の範囲くらいでした。

しかし、世界の舞台では、
その誤差が命とりです。

だから、非常に重要な決断だったのです。

結局、眞鍋監督はどうしたか?

もちろん、データに基づいているのはブレていないのですが、
最後の最後は、選手の精神力に問いかけたようです。

すると、前者の選手の友人でもある仲間が
緊急帰国したこともあり、その選手の分まで頑張りたい!という
強い気持ちに負け、その選手を選択したようなのです。

ちょっと、バレーボールについて語りすぎましたね(汗)

今日は、決してバレーボールの話をしたかったのではありません。

この眞鍋監督の話は、
私たちが日々しているシステムトレードに非常に似ていませんか?

私たちも、過去の株価データに基づいて検証し、
その結果が良ければ、実践に採用し、悪ければ不採用にします。

また、結果の中でも「勝率〇%」と、明確に数字で出ますので、
「10回中、○回は勝つが、○回は負ける」と分かっていますので、
負けトレードを捨てる選択をします。

つまり、勝つトレードに集中し、負けは捨て、
トータルでは勝てるようにしているのです。

とにかく、私たちも眞鍋監督と同様に
データを重視したトレードをしているのです。

それこそ、バレーボールの監督がiPadを持ってベンチにいるのが異端児に見えるように、
私たちも・・・

「システムトレードの達人」を持って、トレードをしているのは、周囲から見れば異端児なのです。

でも、異端児ではありますが、
眞鍋監督と同様に、私たちはこれで着実に成果を上げていくのです。

データ重視だから、成果が上がる。

成果が上がるから、データを重視する。

この繰り返しです。

しかし。。。

1つだけ、絶対的に注意しなければならないことがあります。

それは、

「データは、あくまでもデータであって、最後は人の精神にかかっている」ということでです。

これは、眞鍋監督が最後に残した言葉でした。

これは解釈を間違えてはいけないのですが、
例えて言うなら、システムトレードに裁量を入れていいということではなく、

「データから出たものを最終的に成果に結びつけるのは人間だ」ということです。

当然のことながら、どれだけデータを解析して
勝つ確率の高い戦略を見つけても、選手が納得し、それを信じ、本気で動かなければ意味がありません。

しかも、苦しい場面では、特にそうでしょう。
とにかく、最後は戦略を動かす人の問題になってくるのです。

システムトレードにおいても、同じことが言えます。

似たもの同士の2人に、同じ売買ルールを渡したとしましょう。

普通に考えれば、同じ売買ルールを使用していますので、
同じ成果が出るはずです。

しかし、不思議なもので、
同じ成果は出ないのです。

それはなぜか?

それは。。。

最後の最後に、シグナル通りに売買できなかったり、
それ以前の問題で、日々シグナルを確認するのを止めてしまったりするからなのです。

データでは最高のものがそろっているのに、
この人的な部分で、差が出てしまうのです。

だから、データはデータとして重視するのは良いのですが、
自分という人間も鍛えなければ、成果は上手く出ないのですね。

いかがでしょうか。

ちょっと長くなりましたが、私が今日あなたにお伝えしたかったことは
伝わりましたでしょうか?

ぜひ、今日からのトレードでは、
データももちろんですが、自分を鍛える部分も意識してみると良いかもしれませんね。

 

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田村祐一

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。