1ドル151円台突入でどうなる日本株【西村剛】

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円安が止まりません。

日銀の金融政策決定会合で長期金利について事実上の上限としてきた1％の水準を一定程度超えることを容認する一方、マイナス金利政策は維持したことで、今後も日米の金利差が広がるとの見方から為替は1ドル151円台まで円安が進みました。

為替が円安となったことで1日の日経平均株価は2.4％上昇して終了しました。

ただ、安心するのは早いかもしれません。

基本的に1日の上昇は下がった分の反動に過ぎません。

為替が円安になったことは円安メリットを受ける自動車、電機といった輸出関連株にとってはプラスですが、逆に輸入に頼る業種では業績に悪影響を与えます。

また米国においても金利の高止まりが徐々に企業業績に悪影響を与え始めており、業績悪化懸念も今後強まってきそうです。

このように考えると、日本株の11月相場は上げ下げを繰り返していきながら徐々に下落していくのではないかと考えています。

株を買って持っておくだけの投資家には少し厳しい相場になりそうですが、下がったところで逆張り、上がったところで空売りなど短期トレーダーやシステムトレーダーにとってはトレード回数が増えるチャンスです。

11月は保有期間短めのトレードを心がけていきましょう。

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 （過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある） システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。

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