11月に力を入れてブックビルディングをする銘柄は?



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「東京メトロは都が待ったをかける」という、IPO投資家としては残念な記事が掲載されました。

今年こそは上場してくれるのではないかという想いで、12月IPOの目玉として期待をしていたのですが、株式の46.6%を保有する東京都が市況悪化を受け止めた結果とのことです。

個人的にはこのくらいの市況であれば、東京都メトロであれば初値形成からセカンダリーの値動きと期待が高かったことから問題はないと思っておりますので、この理由では、本当に残念であります。

尚、主幹事は既に報道のとおり、決まっており、かなり前から上場のコンサルにあたっていた日興SMBCが外され、国内では野村證券株式会社、みずほ証券株式会社、三菱UFJ モルガン・スタンレー証券株式会社となっており、

東京メトロという社名の如く、東京地区にはJR九州の時と同様に、傾斜配分される可能性も高いことから、一切、仮条件等がまだわかりませんが、水面下では、今年の本命IPO銘柄としてこの主幹事の3社にはコツコツとお付き合いを進めておりましたが、このあたりの検証やら顛末については来年に持ち越す形となりました。

 

そのような中、11月はわずか3社の上場がリリースされましたが、その中でも、皆さんが力を入れてブックビルディングをする銘柄は、旬の言葉であるマーケティングDX事業を展開するバリュークリエーションとなると思われます。

吸収金額も小型であり、業績も堅調であること、スケジュール的にも余裕があることから、想定価格の1.5倍くらいの初値は問題なく形成されるのではないかと個人的には予想をしております。

 

次に、大穴としては、全国の委託販売団の申込社数は58社でありましたが、変更後の公開ルールにおいて適用される仮条件の下限20%を下回るような需要でなかったことから、DAIWACYCLEにも注視しており、ブックビルディングの申込をしております。

 

最後のJapan Eyewear Holdingsは吸収規模が大きく、換金目的の売り出しも多いことから全国の委託販売団での申込社数も21社となっていることから、お付き合いが断れないやら損して得取れの考え方がない場合は、ブックビルディングは避けた方が賢明ではないかと思っております。

いずれにしろ、この先、12月も16社前後の上場が予想されておりますので、狙って取りに行くブックビルディングはもちろんのこと、市場予想価格と実際の初値のギャップを狙ったセカンダリー投資は大きいチャンスがあることから、上場日は全ての銘柄を監視ボードに入れておくところです。

 

 

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JACK

現役トレーダー。IPO投資や不動産投資を得意とする現役トレーダー。独自の視点による投資判断や、確実に獲得できる利益を見逃さない姿勢は、システムトレーダーも必見。

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