今後のIPOセカンダリー戦略は?



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IPOのセカンダリーにおいて、初値からまったく飛ばない状況が続いております。

このあたりは、少なからずやはり成行注文ができなくなったことも一因があると思っております。

なぜなら、買いが買いを呼ぶ展開や低い初値がついてからの上昇といったときに気軽に成行き注文ができなくなると同時に、確実に売却したい方は現在の株価より低い指値で売却となることから、どうしても株価上昇にブレーキがかかるところになります。

また、最近、上場したブルーイノベーションにおいては、前回、記載した新ルールの公開価格が当初の20%UPとなったことから、初値に勢いがなく、逆に天井感もあり、想定より低い初値がついたことから、その後の売り圧力もあり、株価はA級銘柄と期待されておりましが、軟調な結果となっております。

もちろん、システムトレードのストラテジーをまわすのと同様に、全上場銘柄には必ずストップ高手前に逆指値注文を出しておりますが、前述した結果であることから、まったくと言っていいほど、約定しないところであります。

また、上場後の値動きというところでも、いきなり上場日にストップ安、そして翌日は下値からの上昇という難易度が高いQPS研究所や優待期待でもう少し上昇局面があってもいいと思われる魁力屋においても、初値からズルズルと下落する値動きとなっており、なかなかエントリータイミングが難しいところであります。

となると、とにかく逆張りというか下値をつけてからの反転狙い、あるいは、上場来高値も更新したタイミング、先日のセミナーでお話したように業績・配当修正予想が出たタイミングといったところでのエントリーになろうかと思っておりますから、IPO銘柄にも関わらず、短期トレードでなく、数週間から数か月の中期スタンスのトレード戦略とならざるを得ないところであります。

エントリーにあたっては、株価位置も重要ではありますが、やはり人気投票という側面もありますので、業績の伸びや配当利回り、優待新設と言った、誰もが買いの材料となる可能性の銘柄は日頃からチェックする必要性があります。

個人的には、前述した魁力屋は優待の新設に前向きであると伺っていることから、そろそろ、まずは、100株の発注をしようと検討しておりますし、公募価格970円の早稲田学習研究会は来年3月の予定配当を52.8円としていることから、公募価格割れの局面では購入をこちらも検討しているところであります。

いずれにしろ、IPOがしばらく空白期間となることから、この12月上場銘柄群は、改めての見直しやら循環物色含め、注視すべきであると思っております。

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JACK

現役トレーダー。IPO投資や不動産投資を得意とする現役トレーダー。独自の視点による投資判断や、確実に獲得できる利益を見逃さない姿勢は、システムトレーダーも必見。

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