日経平均36000円突破で利確の準備【西村剛】



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日経平均が一時36000円を超え、かなり強烈な上げを見せています。

今の日本株を買い支えているのが、外国人投資家でしょう。

米国での利上げ局面から利下げ局面に移行する段階ということもあり、米国ダウ指数が高値更新、これを受けてこれまで外国人投資家に売られていた日本株も急速に買い戻される相場となっています。また1月は日本株が上がりやすいアノマリーがあることや

特段大きな材料が出にくい時期ということもあり、投資家心理がかなり楽観的になりやすい月と言えます。

このような状況から日経平均が一時36000円を超えるほどの上げを見せているのでしょう。

ただ、さすがに上げピッチが急ということもあり、そろそろ利確のタイミングだと考えます。

日経平均のRSIは88.5%とかなり買われ過ぎの水準に差し掛かっており、36000円前後で短期的には天井をつける可能性がありそうです。

とはいえ今の上昇相場で買いポジションを減らしてしまうのは得策ではないかもしれません。日経平均は高値ブレイクした状態に入っており、上値がどこまであるかは誰にもわかりません。

「さすがに日経平均が大きく上がり過ぎて保有株を利確したいなぁ。でも持ち株を減らしてさらに株価が上がるのを指をくわえてみているのも寂しいし・・・」

もしかするとあなたもこのように思っているかもしれません。そんな時におすすめなのが・・・

●まだそれほど上がっていない銘柄を入れ替える

です。

これだけ強烈に上がっている相場でも、全体を見渡すとそれほど上がっていない銘柄のほうが多いくらいです。

そういった銘柄のなかから業績好調な銘柄をピックアップし、今保有している銘柄の株の一部を売り、新しい銘柄に乗り換える戦略もよいでしょう。

2月に入れば企業の第3四半期決算発表シーズンに入ります。1月下旬はその決算発表が意識され好決算期待の銘柄に買いが集まるのではないかと思います。

1月下旬は2月の決算で好決算が期待できそうな銘柄で、まだ株価がそれほど上がっていない銘柄に注目してみてください。

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。