底値はいくらか

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今月が子供の誕生日だったため、誕生日のお祝いでプレゼントを買いに行きました。

何を買っていいかとくに決めておらず、近くのショッピングモールで子供向けのおもちゃなど売っているところで見ながら何かいいのがないかを探していました。

LEGOのブロックやぬいぐるみなどがいいかなと思いましたが、長く使ってほしいというのと、将来役に立つようなものはないかという目で見ていくと、子供向けのパソコンがありました。

パソコンといっても大人が使うようなものではなくて、子供の学習用に英語や地理、歴史、漢字や、プログラミングなどが見につくようなゲームやクイズが内蔵されているもので、おもちゃのようなものですが、見た目はキーボードやマウスもあってしっかりしています。

自分がパソコンに触れたのは高校生からでしたが、今はもう小さいうちからこのようなパソコンを触るようになったのかと思うと、時代が変わってるんだなと感じました。

もう一つこのパソコンで気に入ったのが、ちょうどセールで12000円のものが10000円になっていたというのがあり、これならお得に買えるなと思いました。

20％引きで買えるなら安いとは思いましたが、念のため、スマホでネットで買った場合はどうかチェックして見ました。

Yahooショッピングのサイトを見ていると、たくさん商品が値段もだいぶ差があって安いのから高いのまでいろいろ出ていて、その中でも最安値のもの

を見ると8000円のものがあり、これならさらにお得だと思い、ネットから購入しました。

店舗では手に取ってみたり、いろいろな商品を一気に見れるので品物を選ぶには店舗の方がいいかもしれませんが、値段で比べるとやはり余計なコストがかから

ないネットの方が安くなってしまうのは仕方ないですね。

いいものが選べて安く買えたので、満足して帰り品物が届くのを待ちました。

そして、誕生日の日に品物が届きました。ところが、ちょっとした違和感があり、Yahooショッピングのサイトから購入したのに送られてきたのはAmazonからでした。

何か別のものをAmazonで購入していたかな、と思いましたが、とくに買ったものはなかったので、誰かからの贈り物なのか、疑問に思いながら箱を開けてみると注文していたパソコンが入っていました。

何でだろうと中の明細を見ると、全てわかりました。

Amazonでの購入者はYahooショッピングの販売者になっており、送付先が私宛になっていました。

つまり、Yahooに掲載している業者が注文を受けて、Amazonに発注して送り先を私のところに変えているだけなので、この業者はAmazonでさらに安く仕入れている

ということかと思いました。

早速Amazonを調べてみると、7000円で売られており、この業者は簡単なAmazonへの注文だけで1000円の差額を抜いているということになります。

自分の調べが甘かったかという反省と、これがいわゆる転売ヤーというやつかと、仕組みになるほどなと感心してしまいました。

12000円だったものが10000円、さらに8000円まで下がって買えたからここが底値だと思って買ってしまいましたが、まださらに想定していなかった底があったということですが、株でもこれはよくあることです。

さすがに下げすぎているから下落率だけ見てここが底だろうと思って買ってしまうと、そこからさらにもう一段下げるというようなことはよくあると思います。

高値からの下がった分だけ安く買えたと思って、大きく下がったところで買って満足してしまいますが、本当にここが底なのか、情報を集めたり、別の視点からも検討して見ないといけない、ということを改めて実感しました。

これは逆もまた同じで、日経平均は上昇してバブル超えの高値となりましたが、そろそろ上げすぎているから下落するだろうと上昇率だけ見てショートしてしまうと、そこからもう一段上昇する可能性も十分あります。

むしろ大衆はそう考えて値ごろ感でショートを入れるので、それを逆手にとって踏み上げが入ってここまで強い上昇になったのかと思います。

上昇率も下落率も行き過ぎを見るためには必要ですが、そこから仕掛けを入れる場合は、そこまでと違った流れになった変化も見る必要があります。

例えば、陰線から陽線にかわるとか、長い上髭、下髭が出るとか、これらの変化と上昇率、下落率を組み合わせてみて、いいエントリーポイントを見つけましょう。

現役システムトレーダー。売りと買いを組み合わせたデイトレード戦略に特化した独自のスタイルを確立し、安定的に利益を得ている。セミナー講師も務めており、いずれも好評。著書：暴落を上昇エネルギーに変える V字回復狙いの短期システムトレード (現代の錬金術師シリーズ)　出版社 : パンローリング

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