５月下旬に仕込みたい銘柄の特長【西村剛】

2024.05.23

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決算発表シーズンが終了しました。

５月下旬は決算発表を受け株価が大きく動いた後、落ち着きやすくなるタイミングで銘柄を仕込む絶好のタイミングでしょう。

そこで今のタイミングで仕込みたい銘柄の特長についてお伝えします。

５月下旬に仕込みたい銘柄の特長として挙げられるのが・・・

・上方修正が期待できる銘柄

です。

５月の本決算発表では企業が次の１年間の業績予想を開示します。

企業が開示する業績予想には特長があり、大企業ほど保守的な数字に基づいて高い確率で達成可能な数字を発表してきやすいのです。

発表された業績予想は保守的ですので、順調にいけば上方修正が期待できます。

たくさんある企業のなかでも上方修正が出やすいのが・・・

・輸出関連企業

でしょう。

自動車、電機といった輸出関連企業の業績は為替レートで大きく変動します。

輸出関連企業は特に円安になると売上高、利益ともに増加するのですが、発表された業績予想の前提となる為替レートが１米ドル140円とか145円とかかなり下の水準で設定されている企業が多いのです。

今の為替レートが１米ドル約155円なので、かなり保守的な数字に基づいた計画だということが分かるでしょう。

為替レートが現状のまま、もしくは円安方向で推移すればこういった企業の業績は予想よりも高くなってきます。

多くの輸出関連企業が保守的な為替レートに基づいて業績予想を作成していますので、決算資料等で業績予想の前提となっている為替レートを調べてみましょう。

かなりの確率で上方修正が期待できる銘柄が見つかると思いますよ。

ぜひ調べてみてください。

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 （過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある） システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。