超円安相場へ



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早いものでもう7月に入り、今年も半分を過ぎて後半に入りました。

今年前半の相場を振り返ってみると、日経平均は大発会からすでに6000円以上の上昇となり、強い上昇相場になっています。

日経平均に連動する大型株は基本は買いのホールドか、押したところは買いで入ればうまく流れに乗れたのではないかと思います。

さて、ここから今年の後半は前半の勢いのまま強い上昇が続くのか、それとも一転して急落となるのか?

11月にアメリカの大統領選挙があったり、年後半の相場は大きなイベントを控えていて、今からどうなるかを予想するのは難しいでしょう。

政治的なことや突発的な事件のようなものがいつ起きるかは誰にもわからないので、それをもとに株価の予想をすることは難しいですが、一つ気にしておきたいのはドル円の動きです。

6月の最終日にドル円が160.835円で引けましたが、ついに160円台の大台を付けたということ以上に、大きな意味があります。

ドル円の過去のチャートを見ると、この6月の終値は過去に付けた高値1990年4月の160.5円を更新しており、ドル円もこの34年間なかった新たなステージに入ってきています。

過去に付けたこの1990年4月の高値を超えると、その上は1986年11月につけた164.5円になりますので、次はこの近辺を目指しての上昇となるでしょう。

そして、この高値を抜けるとその上は当面大きな節目となる高値がなく、1985年2月につけた263円になります。

今のドル円動きはまだ強い上昇トレンドが続いており、このままいけば164.5円をつけるのも今年後半には十分達成する可能性があります。

そのあと、ここを越えてくるとその先は大きな節目がないので、一気にドル円の上昇が加速していき、170円、180円、になってもチャートからは全然おかしい動きではなく、そのようになる可能性の方が高いです。

164.5円を超えてからが本格的な円安の動きが始まるので、今年後半は超円安相場の始まりとなるのかもしれません。

もし、そうなった時には株価の方にも影響は大きく、超円安になると日経平均も大きく上昇するでしょう。

しかし、それは円安によって円の価値が下がっていることによるものなので、株価があがったとしてもその分円の価値の下落分を考慮すると、円で持っている限りは実質的な価値はそれほど上がっていないことになります。

ただ、それでも株を持っていれば株価は上がっているので、円の価値が下がってもトータルでは損はしていないでしょう。一番まずいのが、円を貯金して持っていることで、同じ金額を貯金し続けたとしても、価値はどんどん目減りしていっていることになります。

もちろん、164.5円を超えられずに、そこで上昇が頭打ちになれば、ここまで続いた円安相場も終わりとなり、円高へと巻き戻しに行くことになり、その可能性もゼロではありませんが、今の月足、週足、日足で長期的な動きを見ていると、どうもそう簡単にこの上昇の流れが変わるようなチャートにはなっていません。

順張り目線で見るときれいな上昇トレンドで、この流れで高いところにきているからと逆張り目線で入ると、更に踏みあげられそうなパターンです。

突然、日銀の為替介入があったりと、為替の動きは国家が動くような予期せぬ動きをすることがよくあるため難しいのですが、一時的な急激な動きはあるにしろ最終的には長期の時間軸で見るとそれほど変な動きにはならず、一定のところで落ち着くと思います。

この円安の動きが今年後半どこまで続くのか?が後半戦の一番の注目だと思います。

日経平均、日本株の動きを見る上でも大きく影響するところなのでドル円の動きも日々よく見ておきましょう。

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korosuke

現役システムトレーダー。売りと買いを組み合わせたデイトレード戦略に特化した独自のスタイルを確立し、安定的に利益を得ている。セミナー講師も務めており、いずれも好評。 著書:暴落を上昇エネルギーに変える V字回復狙いの短期システムトレード (現代の錬金術師シリーズ) 出版社 : パンローリング

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