リゾート会員権ってどうなの?



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私は趣味が旅行で、コロナ前は海外にもよく行っていましたが、最近はなかなかまとまって休みを取ることが難しいので、毎月空いたところを見つけて気分転換に国内で小旅行に出かけたりしています。

強烈な円安ということもあり、今海外に行くのは現地での物価の高さがかなりすごいことになっていると思うので、なかなかハードルが高くなってしまいました。

国内においては円を使う分にはそれほど変わらないはずですが、円安の影響で海外から多くの観光客が来て、海外から見たら日本はかなり安いため、外国人価格になって国内の物価まで上昇してきています。

とはいえ、主要な観光地はそうなりつつありますが、国内でもそれほど海外の観光客が来ないところもあり、それほど物価も上がっていないエリアもいろいろあります。

場所を絞ったり、できるだけ早割を使ったり、優待を使ったりと、いろいろ工夫すればそれほど物価高騰の影響を受けずに国内での旅行を楽しめています。

そんな中、旅行好きの知り合いがリゾート会員権を買ったらしく、もし好きなら買ってみてもいいのでは?と話がありました。

会員だけは、全国の保有施設を一年間同一料金で利用できるというのが大きなメリットで、金額も安く設定されているので、わりとよさそうに思いましたが、いろいろと仕組みを聞いてみると、会員権の代金が数百万円 + 名義変更料、手数料、登録費用が別途かかり、それで数十万かかります。

さらに、年会費が毎年かかり、それに加えて毎回施設を利用するたびに利用料金と、食事代は別途かかります。

結局のところ、初期費用と継続するためのコストが毎年発生してくることを考えると、毎回個別に旅行サイトから自分の行きたいところを探して予約する方が安くなるのではないかと思いました。

また、会員権もすでに会員の人があまり使っていないため、売却されて市場で売られていたりもしています。

会員を募集して大量に会員権を売って、会員は増えたものの、所有している施設は数が限られているため、会員が予約しようとするとすでに予約がいっぱいでなかなか取れない、ということもあって実際はあまり使えておらず、年会費がもったいないので売却するという人も多いようです。

この辺の需給関係のバランスが難しく、運営元にとっては会員を増やした方が利益になるため、どんどん募集はかけていますが、一定数以上になると需要にたいして供給が固定されているので、需給が悪化してきて、回らなくなってしまいます。

信用買い残と売り残の需給のようなもので、ある程度うまく回るためには、この需給バランスが一定の水準に維持する必要があるでしょう。

会員数が増えすぎると、うまく機能しなくなり、多くの会員が会員権を売り出し、価格が下落する、といったようにコントロールがなかなか難しいところは株の世界とも似ているように思います。

どの世界でも、大事なのが需給バランスで、価格が成り立つのもこの需要と供給が一致して安定しているからこそ、その値段がつくのです。

その関係が崩れると価格が下落したり、高騰したりと異常な動きをしてしまいます。

いかに需給をコントロールし、価格を安定させるか、というのは運営元、になりますが、為替の動きを見てもわかるように、日銀がコントロールを間違えると、今のような円安が大きく進んでしまい、価格が大きく変動してしまいます。

何とか安定させたいというのは思っているのでしょうが、需給を簡単にはコントロールできないところが運営元の難しいところです。

他の業界でも同じようなことが沢山あると思いますが、株式市場と同じで需給が最も大事なのは共通なので、買い手、売り手がどのくらいいて、今がどういう状態かは常に意識して見ておきましょう。

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korosuke

現役システムトレーダー。売りと買いを組み合わせたデイトレード戦略に特化した独自のスタイルを確立し、安定的に利益を得ている。セミナー講師も務めており、いずれも好評。 著書:暴落を上昇エネルギーに変える V字回復狙いの短期システムトレード (現代の錬金術師シリーズ) 出版社 : パンローリング

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