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経済評論家の森永卓郎さんは、本の出版や講演などいろいろされていて、内容が分かりやすいため、昔からよく読んでいます。
現在末期がんの闘病中ですが、その中でも新刊を執筆されており、すごいエネルギッシュに活動を続けています。
もう、いつこの病気で亡くなるかわからないので、今まで書けなかったことを忖度なしで真実を書いていく、と言っており、書かれている内容はなかなか普通の本では書けないようなことが書かれています。
「書いてはいけない日本経済墜落の真相」という今年出た本は、そのようなこれまでマスコミには決して報じられなかったようなこと、とくに日航123便の墜落の真実から日本経済墜落に関してなかなか深い考察がされていて、面白かったです。
(このあたりはネタバレになってしまうので、内容については書きません)
森永さんは日本経済、世界経済の状況から今の相場が史上最大のバブルでここから大暴落が起きると強く警戒しています。
次の暴落で日経平均は3000円まで落ちるというすごい予測までしていますが、果たしてそこまで行くかは今の時点ではわかりません。
正確に言えば、日経平均が3000円になるとしたらいつの時点でなるのか?も併せて知りたいところです。
いつ来るか、までわからないとこれから100年後にそうなるのか、1年後にそうなるのか、によって全く意味合いが変わってきます。
少なくとも直近で日経平均40000円から3000円に大きく下落するということは、値動きを考えれば、ほぼ「ない」といってもいいかもしれません。
いつの時期に暴落が起きるか、までわからないと、それを聞いた人の中には、日経平均が3000円になるから、今すぐ売却しておかないと、と焦って売り出す人も出てくるでしょう。
よく日経平均がいくらになる、株価が上がる、暴落する、と株価の動きを予想する人や記事があると思いますが、重要なのは「いくらになるか」、ではなく、「いつそうなるか」の方だと思います。
これは、多くの人が株価の値にしか興味がない、と思っていて株価が上がるか下がるかを言った方が興味を引き付けられるから、ということもあるかと思います。
私は、この時間軸をとても気にしているため、まずは、いつの時点の話なのかを日頃からよく聞くようにしています。
今、日経平均が短期的に下げてきているので、今後悲観的な見通しをする人が多く出てくるでしょう。
逆にいえば、そのような悲観的な人が出てきた方が、あきらめてポジションを売ってくる=売り圧力が減る ことになるので、逆に材料出尽くしとして、上がるようなケースもよくあります。
少し皮肉に聞こえるかもしれませんが、そのような大衆の心理がネガティブに傾いてきたときの方が、逆行して上昇しやすい、というのは需給から考えるとむしろセオリーとしてあります。
チャートやテクニカル分析、と合わせて、大衆心理の分析、も加えてみると、大衆心理と逆に相場は動くという基本原則から、この株価の上がったり、下がったりするタイミングが見えてくることがあります。
SNSなどで書かれている多くの投資家の相場の見通しにも注意して見ておき、内容自体についてではなく、そのような考えを持つ人がどのくらいいて、大衆心理がどちらに傾いているかを見ておくとよいでしょう。
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korosuke



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